テクストにおける「論証の仕方」と日本語学習者の文章理解・作成の相関の解明

• 研究課題/領域番号: 18720139
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 日本語教育
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 甲田 直美 東北大学, 大学院・文学研究科, 准教授 (40303763)
• 研究期間 (年度): 2006 – 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• 配分額: 1,650千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 150千円); 2008年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2007年度: 400千円 (直接経費: 400千円); 2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
• キーワード: 日本語教育 / テクスト / 文章理解 / 文化 / 対照言語学 / 論理 / 推論 / 文章作成 / 学習スタイル / 思考スタイル / 段落構造 / 文章 / 論理構造 / 認識論的信念 / 読解過程 / コミュニケーション / 文章構造 / 言語比較 / 論理的思考

研究概要

外国人の日本語習得過程における読解過程の解明,特に,異なる言語間,文化間,さらには日本語習熟度の違いにおける読解ストラテジーの解明を行った。異なる言語間,日本語習熟度の違いにおける読解ストラテジーの差と自然な文章構造としての「日本語らしさ」を求めた文章作成との相関を得た。各学習者が好み,または理解しやすいテクストのパターンを明らかにし,日本語特有の論理構造の習得,そして読解や作文をより容易にする学習方法への応用を図った。

研究成果

• [雑誌論文] 日本語のレトリックとテクスト (2008)
  • 著者名/発表者名: 甲田直美
  • 雑誌名: 人環フォーラム 23 ページ: 24-27
• [雑誌論文] テクスト理解の規定因-読み手の受容スタイルと論証パターンから (2008)
  • 著者名/発表者名: 甲田直美
  • 雑誌名: 言葉と認知のメカニズム ページ: 589-601
• [雑誌論文] Cultural Thought Patterns: A Case Study of Arabic and Japanese. (2008)
  • 著者名/発表者名: Naomi Koda
  • 雑誌名: Comparative Literature and Linguistics, ESCL: Egyptian Society of Comparative Literature (印刷中)
  • 査読あり
• [雑誌論文] Balancing Contextual Effect with Processing Effort : Assessment of Relevance Theory (2007)
  • 著者名/発表者名: 甲田直美(Naomi Koda)
  • 雑誌名: Culture 70-1/2 ページ: 387-400
  • NAID: 40015490640
• [雑誌論文] Connective Interference and Facilitation : Do Connectives Really Facilitate the Understanding of Discourse? (2007)
  • 著者名/発表者名: 甲田直美(Naomi Koda)
  • 雑誌名: The Annual Reports of Graduate School of Arts and Letters, Tohoku University 56 ページ: 29-42
  • NAID: 40015523965
• [雑誌論文] Balancing Contextual Effect with Processing Effort : Assessment of Relevance Theory. (2007)
  • 著者名/発表者名: Naomi Koda
  • 雑誌名: Culture 70-1/2 ページ: 387-400
  • NAID: 40015490640
• [雑誌論文] Connective Interference and Facilitation : Do Connectives Really Facilitate the Understanding of Discourse? (2007)
  • 著者名/発表者名: Naomi Koda
  • 雑誌名: The Annual Reports or Graduate School of Arts and Letters.,Tohoku University. 56 ページ: 295-308
  • NAID: 40015523965
• [雑誌論文] 説明的文章の要約作成と文章理解 (2006)
  • 著者名/発表者名: 甲田直美, 廣田卓也
  • 雑誌名: パイディア 14 ページ: 127-134
  • NAID: 110006873293
• [雑誌論文] 文章における論証の仕方が信念の変化に及ぼす効果 (2006)
  • 著者名/発表者名: 甲田 直美
  • 雑誌名: 日本心理学会第70回大会発表論文集 ページ: 961-961
  • NAID: 130007393297
• [学会発表] 文章における論証の仕方が信念の変化に及ぼす効果 -アラビア語母語話者の場合- (2007)
  • 著者名/発表者名: 甲田直美, スライマーン アラー エルディーン
  • 学会等名: 日本心理学会
  • 発表場所: 東洋大学
  • 年月日: 2007-09-18
• [学会発表] 文章における論証の仕方が信念の変化に及ぼす効果-アラビア語母語話者の場合- (2007)
  • 著者名/発表者名: 甲田直美・スライマーン アラー エルディーン
  • 学会等名: 日本心理学会
  • 発表場所: 東洋大学
  • 年月日: 2007-09-18
• [学会発表] 文章における論証の仕方が信念の変化に及ぼす効果 -中国語母語話者の場合- (2007)
  • 著者名/発表者名: 甲田直美, 王其莉, 楊雅銀
  • 学会等名: 日本教育心理学会
  • 発表場所: 文教大学
  • 年月日: 2007-09-17
• [学会発表] 文章における論証の仕方が信念の変化に及ぼす効果-中国語母語話者の場合- (2007)
  • 著者名/発表者名: 甲田直美・王其莉・楊雅銀
  • 学会等名: 日本教育心理学会
  • 発表場所: 文教大学
  • 年月日: 2007-09-17
• [学会発表] Cultural Thought Patterns : A Case Study of Arabic and Japanese. Comparative Literature and Linguistics (2007)
  • 著者名/発表者名: Naomi Koda
  • 学会等名: ESCL : Egyptian Society of Comparative Literature
  • 発表場所: Cairo University
  • 年月日: 2007-04-29
• [学会発表] 文章における論証の仕方が信念の変化に及ぼす効果 (2006)
  • 著者名/発表者名: 甲田直美
  • 学会等名: 第70回日本心理学会
  • 発表場所: 九州大学
  • 年月日: 2006-11-05
• [備考]
  • URL: http://www.sal.tohoku.ac.jp/~nkoda/