研究課題/領域番号 |
18720161
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
史学一般
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研究機関 | 福島大学 |
研究代表者 |
村上 雄一 福島大学, 行政政策学類, 准教授 (10302316)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
2,550千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 150千円)
2008年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2007年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 日豪関係 / アイデンティティ / 白豪主義 / イメージ / 白人 / ホワイトネス / ステレオタイプ / オーストラリア |
研究概要 |
主に日本およびオーストラリア連邦における海外調査の結果、これまで、あまり知られてこなかった、明治時代の日本海軍訓練船のオーストラリア寄港の全体像を把握することができた。そして、そのような日本海軍訓練船のオーストラリア訪問が、オーストラリアで本来、ドミナントな白人集団であったはずのアングロ・ケルト系オーストラリア人が、1900 年代において周辺的集団であったはずの日本人を「優秀であるがために危険である」と、あたかもドミナントな集団として取り扱い、彼ら自身を意図的に周辺的集団と位置づけることで、白豪主義政策や軍備増強政策の正当性に、一定程度以上の影響を与えたことを論証する一次史料を中心とした文献収集、ならびに、そこから得た新しい知見に基づく執筆および学会等で報告等を行うことができた。
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