研究課題/領域番号 |
18720179
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 熊本学園大学 |
研究代表者 |
小川 弘和 熊本学園大学, 経済学部, 准教授 (10320417)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,730千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 中世史 / 日本 / 荘園制 / 権利文書 / 周縁 / 境界 / 中世荘園 / 平泉 / 文書 / 受領制 / 請負 / 島津荘 |
研究概要 |
まず課題たる「荘園制の成立と展開」のうち、「成立」については院政期における大宰府機構の変容と荘園制編成との関係について検討を進め、その成果を論文にとりまとめるにいたった。ただし、成稿が年度末のことであり、投稿等発表のための手続をするにはいたっていないため、本年度の「研究成果」には挙げていない。また「展開」については鎌倉期の国別田数帳簿と荘園制との相互関係について、豊後国を例とする検討を進めたものの、作業は依然継続中である。 一方、計画最終年度である本年度は、とりまとめ作業の一環として、19年度の成果であるシンポジウム発表「西の境界からみた奥羽と平泉政権」の増補・文章化作業に従事した。これはシンポジウム終了後、それを含む関連企画等の成果を集成した書籍発刊計画がもちあがり、それへの収録のために行った作業である。ただし、当該書籍の刊行予定は22年度春となっており、入稿・刊行公表にもいたっていないため、今年度の「研究成果」として挙げることは差し控えた。 かかる事情から今年度は「研究成果」として挙げうるものを欠くが、21年度以降に公表される実質的な成果は準備されており、それらは全体として荘園制の成立に関する研究の深化に、一定の貢献をなしうるものと考える。
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