研究課題
若手研究(B)
10世紀から12世紀前半までユーラシア東方の盟主として繁栄した契丹国では、支配者集団から郷村レベルの民衆にいたるまで、仏教信仰が社会のすみずみまで浸透していた。本研究は、中国の内蒙古・遼寧・北京・河北などで最近新発見があいつでいる当該時代の考古・石刻資料を活用して、契丹支配下における仏教と国家・社会とのかかわりを多角的に明らかにすることを目指した。慶州白塔をはじめとするいくつかの史資料の個別具体例を精査・分析することによって、未知の新史実を掘り起こし、今後の当該分野の研究の基本的な方向性を示した。
すべて 2009 2008 2007 2006
すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (5件) 図書 (1件)
日本中国史研究年刊(上海古籍出版社) 2007年度
史林 第90巻第1号
ページ: 28-61
日本中国史研究年刊 2007年度(李済滄訳 上海古籍出版社)
ページ: 128-170
史林 90巻1号
日本史研究 第522号
ページ: 42-59
遼文化・遼寧省調査報告書 2006(京都大学大学院文学研究科)
ページ: 133-175
東洋史研究 第65巻第3号
ページ: 1-38
東洋史研究 65巻3号