研究課題
若手研究(B)
ローマ元首政期の西アジアは,文化的中心であるギリシア本土と,政治的中心であるローマ帝国中央との狭間に位置した。このような文化的政治的周縁性ゆえに,西アジア出身の元老院議員やギリシア知識人たちは,ギリシアとローマ双方への帰属意識を有し,帝国中央とギリシア文化とを結びつけることとなった。このような状況が,西ローマ帝国滅亡後も,東部が「ローマ帝国」として存続する文化的根拠を生み出していったのである。
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『公家と武家IV官僚制と封建制の比較文明史的考察』所収 (依頼論文)
ページ: 418-445
京都女子大学史学会 65
ページ: 19-32
笠谷和比古編『公家と武家IV官僚制と封建制の比較文明史的考察』
京都女子大学史学会『史窓』 65
110007046178
KODAI Journal of Ancient History 13/14(依頼論文)
ページ: 151-156