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越境するチンギス・ハーン即位800周年記念事業とナショナリズムの諸相の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18720244
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 文化人類学・民俗学
研究機関滋賀県立大学

研究代表者

島村 一平  滋賀県立大学, 人間文化学部, 講師 (20390718)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードモンゴル / チンギス、ハーン / ナショナリズム / 文化資源 / ブリヤート / ロシア / 内モンゴル / 文化人類学 / もんごる研究
研究概要

2006年のチンギス・ハーン即位800周年を迎えて,モンゴル国では熱狂的な祝福ムードに沸き立っていた。このチンギス・ハーン即位800周年を巡る熱狂は,モンゴル国内に限られず,国境を超えた様相を呈している。そもそもモンゴル人は,ロシア連邦ブリヤート共和国,中国内蒙古自治区などに分散して居住する「多国家民族」でもある。ロシアや中国において,国家との微妙な緊張関係をはらみながら,マイノリティとしてのモンゴル人たちはチンギスの祝祭を企図している。本研究は,こうした国家や民族を超えて増殖する「チンギス・ハーン崇拝」の現状と諸相を把握し,チンギス・ハーン狂騒の背後あるナショナリズムの諸相とメカニズムをフィールド調査に基づいて明らかにしていくことを目的とした。昨年は,本年は,最終年ということで,国際シンポジウムを企画・実施した。シンポジウムは『文化資源として利用されるチンギス・ハーンモンゴル,日本,ロシア,中国の比較から』というタイトルで,国立民族学博物館の小長谷有紀教授,ロシア科学アカデミーのT,スクリンニコヴァ教授,モンゴル国立大のムンフエルデネ教授,中国内モンゴル大のナサンバヤル教授を招いて,本学にて1月25日に開催された。3カ国に跨るモンゴル系諸民族のナショナリズムの比較研究は,ほとんど存在しない。シンポジウムは,学外研究者も多く参加し,日本モンゴル学会定期大会に匹敵する120名の参加者をもって成功裏に終わることができた。
この成果は,本学人問文化学部の紀要『人間文化』の22号にて特集記事として発表されることとなっている。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 現代モンゴル国における宗教事情2008

    • 著者名/発表者名
      島村 一平
    • 雑誌名

      渡邊直樹編『宗教と現代がわかる本2008』

      ページ: 88-91

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] ルーツにねだられる人々-ブリヤートのシャーマンが増え続けている理由2008

    • 著者名/発表者名
      島村 一平
    • 雑誌名

      World Walkerモンゴル2007年度版

      ページ: 142-143

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] 阿加一布里並特人的尋根活動 : 薩満教新的〓〓2006

    • 著者名/発表者名
      島村一平著, 包路芳, 時春〓訳
    • 雑誌名

      世界民族(中国社会科学院) No.4

      ページ: 53-59

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [学会発表] 文化資源として利用されるチンギス・ハーン:同化、象徴的殺害、忘却:日本と中国とロシアの比較から2007

    • 著者名/発表者名
      島村 一平
    • 学会等名
      成吉思汗祭礼記念シンポジウム
    • 発表場所
      大阪市都島区民センター
    • 年月日
      2007-04-14
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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