• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

「市場化テスト」の導入が公務員制度に及ぼす影響のあり方に関する労働法学的検討

研究課題

研究課題/領域番号 18730036
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 社会法学
研究機関筑波大学

研究代表者

川田 琢之  筑波大学, 大学院・ビジネス科学研究科, 准教授 (80272409)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2007年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード市場化テスト / 公務員法
研究概要

平成19年度は、平成18年度に引き続き、我が国における市場化テストにかかる実態の把握及び、アメリカ・イギリス両国における市場化テストに係る法制度の把握を行った。その結果、我が国においては、少くとも当面の状況として、市場化テスト対象業務を民間事業者が実施することとなった場合においても、それまで当該業務に従事していた公務員の勤務関係の終了に直結しない形での市場化テストが主流を占めることになると考えられ、この点で、制度導入の際にモデルとされたイギリス等の諸外国における制度・運用とは状況が異なる(我が国においては、イギリス等の制度とはかなり異なる形で、いわば「日本型市場化テスト」とでもいうべき制度・運用が構築されつつある)ことが確認された。その一方で、このような、「日本型市場化テスト」においては、官民間の競争のあり方を検討する上で、公務員給与の決定方法、いわゆる非正規職員の活用に係る制度などの点について、我が国の制度・運用に即した考察を行うことの重要性が大きく、こうした点では、我が国と状況が相当に異なるアメリカ・イギリス等との比較検討は必ずしも有用といえないことも明らかになった。こうしたことから、アメリカ・イギリスの制度との直接的な比較検討を通じて我が国の市場化テストに係る法制度を検討するという当初の計画を部分的に修正し、外国法研究の部分はわが国における制度運用のあり方が将来的に変化する可能性も意識しつつ、当該国における制度の状況を明らかにする基礎的な研究と位置づけ、これとは別に、「日本型市場化テスト」の姿とそこにおける労働法的観点からの検討課題を明らかにするという形で研究を取りまとめることとした。取りまとめ結果は、前述のとおり外国法と日本法に分けた形で、今後早急に学術論文として公表する予定である。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 市場化テストと公務員制度2006

    • 著者名/発表者名
      川田 琢之
    • 雑誌名

      自治体学研究 93号

      ページ: 90-96

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi