研究課題/領域番号 |
18730074
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
民事法学
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
西 希代子 上智大学, 法学部, 准教授 (40407333)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,310千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 210千円)
2008年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2007年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 民法 / 相続 / 遺言 / 遺留分 / ボアソナード / 自然法思想 / ナポレオン法典 / 高齢化社会 / 信託 / 事業承継 / フランス法 / 扶養 / 高齡化社会 / BOIISSONADE / Le Play / 寄与分 |
研究概要 |
遺留分制度の存在意義に疑問を投げかることを目的とした本研究では、第一に、日本遺留分法の母法は、必ずしも強い遺留分を理念とするゲルマン=フランス法ではなく、ボアソナードが日本用に設計した独特の制度であり、その制度趣旨は、遺される近親者の生活保障にあったことを明らかにした。第二に、現在、遺留分をめぐって争われている争点について、この制度趣旨及び沿革から導かれる方向性に一致する解釈論、すなわち、遺留分の質的・量的限定を可能にする解釈論を提示するとともに、遺留分制度の廃止論もありうることを示唆した。
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