研究課題/領域番号 |
18730104
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
久保 慶一 早稲田大学, 政治経済学術院, 助手 (30366976)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2007年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 政治学 / 比較政治 / 選挙研究 / 政党システム / 選挙制度 / 旧ユーゴスラビア |
研究概要 |
本年度は、研究計画にしたがい、本研究計画の遂行に必要な追加的資料収集ならびに研究成果の国際的発信をおこなった。具体的には、まず資料収集については、2007年6〜7月にスロヴェニア、クロアチア、ボスニアを訪問し、スロヴェニアの1990-2005年までの各年の世論調査データを収集することに成功しただけでなく、現地の研究者に対する聞き取り調査を追加的に実施し、また、スロヴェニア、クロアチア、ボスニアを中心とする選挙制度と政党システムに関する文献資料を多数収集することができた。つぎに、研究成果の国際的発信という点については、2007年7月にボスニアのコニッツにおいて開催された国際学術会議に出席し、本研究計画において前年度に現地で行った政党システムに関する専門家サーベイのデータにもとづき、旧ユーゴスラビアの政党システムに関する研究報告を行った。この国際会議には旧ユーゴスラビア各地の研究者に加え、ノルウェー工科大学政治学部のサブリナ・P・ラメ教授など欧米の旧ユーゴスラビア研究の第一人者も出席しており、この会議での研究報告を通じ、本研究計画の研究成果の一部を国際的に発信することができ、また多くの専門家と意見交換を行うことができた。本研究計画はこの追加的資料収集と国際会議での研究発表をもって終了し、現在、国際会議で得られたフィードバックやその後に得られた同僚からのコメントをもとに分析内容を若干修正しながら、研究成果の総括を行っているところである。本研究計画の研究成果は、すでにその一部が平成19年度に刊行したいくつかの論文において利用されているが、本研究成果の総合的な発表は、平成20年度以降、順次、学術論文の刊行を通じて行っていくことを予定している。
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