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ライン=セルの生産形態決定モデルの定量化と生産形態の移行に関する事例研究

研究課題

研究課題/領域番号 18730238
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 経営学
研究機関名古屋大学 (2007-2008)
東北大学 (2006)

研究代表者

小沢 浩  名古屋大学, 大学院・経済学研究科, 准教授 (40303581)

研究期間 (年度) 2006 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,800千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 300千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード経営管理 / セル生産 / 生産管理 / 経営工学 / 標準原価 / 原価改善
研究概要

本研究は, ライン生産からセル生産への移行過程に関する概念モデルを精緻化するために, 製造作業に要する動作時間を測定すること, および, 既にライン生産からセル生産へ移行した工場における以降のプロセスに関する事例を整理することを目的として行われた。
まず, 動作時間の測定については, これを行ったものの, 実験できる範囲の製造工程では, 簡単な作業の再現しかできないこと被験者となる作業者が限られていることなどから, 常にセル生産が有利であるという結果しか得られていない。しかしながら, 作業時間の平均ではなく, 作業者ごとの作業時間のバラツキをコントロールする方法がセル生産とライン生産では全く異なることに気がついた。そしてこれにもとづいて, 生産形態と業績評価法・行動規範が適合していなければならないという事実に気がついた。具体的には, 「産出/投入」として計算される能率概念は, セル生産では適用可能であるが, ライン生産でこの概念を適用すると工程が混乱することが論証できた。つまり, 一般的な感覚における「能率向上」が適合するのは, セル生産においてであり, ライン生産においてこれを目指すことは悪い効果をもたらしかねないということである。この知見は, 私がこれまで行ってきたJust-In-Time生産の解釈にも新たな光を投じるものである。この成果は, 標準原価計算と関連づけて, 第67回日本会計研究学会において報告した。セル生産と関連づけた研究は, 2009年6月に, 組織学会でも報告し, 論文にまとめる予定である。
また, もう一つの課題である事例の収集・整理については, 十分な成果を得られていない。

報告書

(4件)
  • 2008 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Framework for Performance Evaluation Methods2007

    • 雑誌名

      Japanese Management and International Studies Vol.2

      ページ: 129-146

    • 関連する報告書
      2008 研究成果報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] A Framewark for Performance Evaluation Methods in Continual Improvement Activities2007

    • 著者名/発表者名
      Hiroshi Ozawa
    • 雑誌名

      Japanese Management and International Studies Vol. 2(掲載決定)

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] TC-1思想による生産革新2006

    • 著者名/発表者名
      小沢 浩
    • 雑誌名

      IEレビュー 45・5

      ページ: 63-75

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [学会発表] 能率管理における標準原価計算の限界とタクト生産方式の優位性, および両者の併存不可能性2008

    • 学会等名
      日本会計研究学会第67回大会
    • 発表場所
      立教大学
    • 年月日
      2008-09-09
    • 関連する報告書
      2008 研究成果報告書
  • [学会発表] 能率管理における標準原価計算の限界とタクト生産方式の優位性, および両者の併存不可能製2008

    • 著者名/発表者名
      小沢浩
    • 学会等名
      日本会計研究学会第67回大会
    • 発表場所
      立教大学
    • 年月日
      2008-09-09
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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