研究課題/領域番号 |
18730261
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 明海大学 (2008) 早稲田大学 (2006-2007) |
研究代表者 |
竹之内 玲子 明海大学, ホスピタリティ・ツーリズム学部, 講師 (30409627)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
2,550千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 150千円)
2008年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2007年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 航空機産業 / ブラジル / 発展モデル / 国際経営 / メタナショナル / 成長理論 / 後発企業 / 産業集積 / 製品開発 / グローバル競争 |
研究概要 |
本研究は、新興経済地域を本国とする多国籍企業の発展を考察するため、先進事例となるブラジル航空機メーカーを取り上げ、当該企業の発展過程を分析した。 上記の分析を行うにあたり以下のように研究を進めた。第一に、新興経済地域を本国とする多国籍企業の発展経路を考察するため、文献研究を行い理論的な考察を行った。第二に、ブラジルとその他の航空機メーカーを比較するため、カナダ、中国、日本の航空機関連企業や宇宙航空関連の政府系機関にインタビュー調査を行い、各国企業の競争戦略や製品開発、また各政府の産業政策など整理した。これら調査の結果、エンブラエル社の発展に関する以下の知見を得た。(1)新なナレッジを感知する能力を有し、社内外に存在する既存のコンピタンスやナレッジを活用しリスクシェアリングに基づく革新的なアウトソーシング戦略を行ったことが競争優位の向上につながった(2)ナレッジを活用しイノベーションを行う能力を有し潜在的ユーザーのニーズを留意したことが同社競争優位を高めることにつながった(3)適切な分業構造とプロジェクト内の統合の仕組みの存在が同社の製品開発プロジェクトの成果を高めることに成功した。
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