研究課題/領域番号 |
18730332
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 東北学院大学 |
研究代表者 |
金菱 清 東北学院大学, 教養学部, 准教授 (90405895)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 270千円)
2008年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | レジティマシー / 公共性 / マイノリティ / 権利 / 法 / 正義 / 不法 / 在日 / 正統性 |
研究概要 |
本研究は、「不法占拠」地域の人々により、私的な行為が「公共的」なものとして組み替えられるプロセスを追った.具体的には、日本最大といわれる「不法占拠」地域である中村地区(伊丹空港の国有地にある地区)において、「不法占拠」という不法な私的行為が、合法/不法の基準で判断する行政からも「正当性」が認められ、「不法占拠」地域の移転補償がなされるしくみを明らかにした. 最終的には「生きられた法」としてまとめた.生きられた法とは、国家の法による一元的な支配とは異なり、「国民国家」「民族」「土地」「生活環境」から何重にも締め出されながら、人びとが自らの規範に従って実践して生成されていく、相対的に自律した独自の社会的制度体(秩序)である.
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