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国境を越えてクルド移民コミュニティを結ぶメディアと「遠隔地ナショナリズム」の形成

研究課題

研究課題/領域番号 18730335
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 社会学
研究機関上智大学

研究代表者

阿部 るり  上智大, 文学部, 講師 (60365682)

研究期間 (年度) 2006 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,430千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード遠隔地ナショナリズム / メディア / クルド / ディアスポラ / トランスナショナル / トルコ
研究概要

本研究はヨーロッパのクルド系移民コミュニティにおけるメディアを媒介とした
「遠隔地ナショナリズム」の形成について
(1)クルド系メディアに関する調査
a:メディア制度、組織に関する調査・研究
b:メディアの内容に関する調査
(2)クルド人の民族意識、ナショナリズムに関する意識調査
(3)クルド人コミュニティにおけるクルド移民の情報行動調査の三つの調査を主軸とし、今年度は(1)、(2)の調査を中心に進めた。
(1)に関連した調査については主に以下の調査を行った。
ベルギー・ブリュッセル郊外からヨーロッパ、トルコ、中東のクルド人に対して放送を行うRojTVの番組制作者に対するインタヴュー。英国ロンドンで発行されているクルド系新聞の発行者に対するクルド系新聞発行の経緯、取材体制、内容、ナショナリズム意識への影響などについてのインタヴュー。ロンドン北部のクルド系コミュニティで放送を行うクルド系ラジオの運営者に対する放送内容、放送体制、問題点、住民のラジオ聴取状況などについて聞き取り調査。ロンドンで開催のクルド映画祭(毎年)の主催者に対するインタヴュー。遠隔地ナショナリズムの形成へのクルド系メディアの制度的な関わりの概要については、インターネット上のクルド系サイトの調査・分析を含め、「トルコにおける情報化と近代化をめぐるパラドックス」『サイバー・セキュリティ・マネージメント』2006年5月号として公表した。
(2)の調査については、ヨーロッパにおける主要なクルド系移民コミュニティであるロンドン北部のハリンゲイ地区、ハックニー地区、ベルリン市クロイツベルク地区、ベルギー・ブリュッセルのクルド系移民組織を訪問、幹部に対してクルド系住民の民族意識に関連した聞き取り調査を実施した。

報告書

(1件)
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] トルコにおける情報化と近代化を巡るパラドックス2006

    • 著者名/発表者名
      阿部るり
    • 雑誌名

      サイバー・セキュリティ・マネージメント 5月号

      ページ: 72-77

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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