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学校コミュニティにおける対人援助職のソーシャルワーク機能に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18730352
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 社会福祉学
研究機関首都大学東京

研究代表者

槇野 葉月 (槙野 葉月)  首都大学東京, 人文科学研究科, 助教 (90423821)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードソーシャルワーク / 学校 / コミュニティ
研究概要

本研究は,学校コミュニティにおける対人援助職のメンタルヘルス支援のあり方について,特に教職員と学校外機関との連携に焦点をあてて実態を調査し,学校コミュニティにおけるメンタルヘルス支援に用いられる連携の技術・方法を明らかにすると共に,学校コミュニティにおいて児童生徒へ適切なメンタルヘルス支援を行うに際して,必要なソーシャルワーク業務について明らかにすることを目的とした。
先行研究を踏まえ,平成19年度は,学校コミュニティにおける対人援助職の活動について事例の集積を重ねた。また,大学教職員を対象に大学コミュニティにおけるメンタルヘルス支援においてどのような学生支援を提供しているのかについて明らかにした。教職員がメンタルヘルス支援を提供する際には,出欠状況や授業参加時の様子,個人的な相談などから問題の所在が把握されるが,大抵は個人的に話を聞きながらしばらく様子を見る,学友に様子を聞く,といった対応が多くとられていた。ソーシャルワーク的機能が果たされるのは,修学上の停滞(長期欠席,留年,休学,退学)が懸念される場合や,何らかの精神疾患の存在が疑われる場合,自傷他害の恐れがあると考えられた場合,二者関係での支援に限界や躊躇を覚えた場合,などであった。連携の手法としては,家族との相談,他の教職員とのインフォーマルな会話による情報共有,会議の場による情報共有と対応方針確認,学生相談室や外部の専門機関によるコンサルテーションを受けること,などが挙げられた。
事例分析及び横断調査により学校コミュニティにおいては教職員が一定のソーシャルワーク機能を果たしていることが示された。学校ソーシャルワークの効果的な実践においては,個々にケースを担当し支援に当たる一般の教職員と,ケース会議のコーディネートやコンサルテーション,コミュニティの開発を専門とする学校ソーシャルワーカーらが協働することが重要であろう。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 大学生に対するメンタルヘルス支援体制に関する研究-教職員対象の調査結果から-2008

    • 著者名/発表者名
      槇野 葉月, 大学生のメンタルヘルス支援システム構築に関する研究会
    • 雑誌名

      首都大学東京都市教養学部人文・社会系 人文学報 394

      ページ: 31-52

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 大学生へのメンタルヘルス支援にかかる教職員の意識調査の試み2007

    • 著者名/発表者名
      槇野 葉月, 山村 礎, 副田 あけみ, 長沼 洋一
    • 学会等名
      第45回全国大学保健管理研究集会 大分大会
    • 発表場所
      大分県別府市
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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