複合的な自己評価維持・高揚のための自己カテゴリー化過程の検討

• 研究課題/領域番号: 18730387
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 社会心理学
• 研究機関: 広島大学
• 研究代表者: 礒部 智加衣 広島大学, 大学院・総合科学研究科, 助教 (20420507)
• 研究期間 (年度): 2006 – 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• 配分額: 3,210千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 210千円); 2008年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2007年度: 800千円 (直接経費: 800千円); 2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
• キーワード: 自己カテゴリー化 / 自己評価維持 / 個人的自己 / 集合的自己 / 集団過程 / 自己カテゴリー / 自己評価維持・高揚

研究概要

実験により,集団形成においてメンバーとの心理的紐帯だけでなくカテゴリーの社会的価値が重要であることが示された。また調査によって,自己のあり方によって集団の捉え方及び態度・行動が規定されることが示された。また,社会人を対象とした検討より,組織への愛着のために有効な施策が自己のあり方によって異なることが示された。これらの知見は,個人的自己が集団文脈において作用することを示しており,カテゴリー化過程の再理論化に貢献するものであった。

研究成果

• [学会発表] The effects of internalization of corporate principles and confidence in superiors on employees' job attitude (2008)
  • 著者名/発表者名: Enami, J., ISOBE, C., URA, M., & ORIMO, H.
  • 学会等名: XXIX International Congress of Psychology
  • 発表場所: Berlin, Germany
  • 年月日: 2008-09-22
• [学会発表] Effect of employees' self-esteem and the discrepancy between self-appraisal and reflected self-appraisal on relationships with superordinates. (2008)
  • 著者名/発表者名: ISOBE, C., LI, X., & URA, M.
  • 学会等名: XXIX International Congress of Psychology
  • 発表場所: Berlin, Germany
  • 年月日: 2008-09-21
• [学会発表] 一般職・管理職への相補的イメージが昇進欲求に及ぼす影響 (2008)
  • 著者名/発表者名: 礒部智加衣・榎並純子・折茂広也・浦光博
  • 学会等名: 日本心理学会第72回大会発表
  • 発表場所: 北海道大学
  • 年月日: 2008-09-19
• [学会発表] 一般職・管理職への相補的イメージが昇進欲求に及ぼす影響 (2008)
  • 著者名/発表者名: 礒部智加衣・榎並純子・折茂広也・浦光博
  • 学会等名: 日本心理学会 第72回大会発表
  • 発表場所: 北海道大学
• [学会発表] 理念浸透と上司との関係性が従業員のキャリアビジョンと目標意識に与える影響 (2008)
  • 著者名/発表者名: 榎並純子・礒部智加衣・浦光博・折茂広也
  • 学会等名: 産業・組織心理学会第24回大会
  • 発表場所: 上智大学
• [学会発表] The effects of internalization of corporate principles and confidence in superiors on employees' job attitude. (2008)
  • 著者名/発表者名: Enami. J., ISOBE, C., URA, M., & ORIMO, H.
  • 学会等名: XXIX International Congress of Psychology.
  • 発表場所: ベルリン・ドイツ
• [学会発表] 社会的比較に集団間状況・文化的自己観が及ぼす影響 (2007)
  • 著者名/発表者名: 中島健一郎, 礒部智加衣, 浦光博
  • 学会等名: 日本社会心理学会48回大会
  • 発表場所: 早稲田大学
  • 年月日: 2007-09-02
• [学会発表] 組織要因と個人要因が,組織従業員のモチベーションと転職意識に及ぼす影響 (2007)
  • 著者名/発表者名: 中島健一郎, 磯部智加衣, 浦光博
  • 学会等名: 産業・組織心理学会第23回大会
  • 発表場所: 明治大学
  • 年月日: 2007-09-02
• [学会発表] Prosocial behaviors subsequent to be anticipate being social excluded -Need for belonging and avoidance attacliment style- (2007)
  • 著者名/発表者名: Isobe Chikae, Mishima Shoko, and Ura MLtsuhiro
  • 学会等名: Seventh Conference of Asian Association of SocialPsychology
  • 発表場所: マレーシア コタキナバル
  • 年月日: 2007-07-27
• [学会発表] 集団愛着の規定因-common bond group/common identity groupに着目して- (2007)
  • 著者名/発表者名: 磯部智加衣, 中島健一郎, 浦光博
  • 学会等名: 日本グループ・ダイナミックス学会第54回大会
  • 発表場所: 名古屋大学
  • 年月日: 2007-06-16
• [学会発表] 社会的カテゴリーが自身の社会的価値の高まりに対して意味を持つとき・社会的カテゴリーの相対的有意塾デルの構築の試み- (2007)
  • 著者名/発表者名: 中島健一郎, 礒部智加衣, 浦光博
  • 学会等名: 日本グループ・ダイナミックス学会第54回大会
  • 発表場所: 名古屋大学
  • 年月日: 2007-06-16
• [学会発表] 社会的比較に集団間状況・文化的自己観が及ぼす影響 (2007)
  • 著者名/発表者名: 礒部智加衣・中島健一郎・浦光博
  • 学会等名: 日本心理学会第71回大会
  • 発表場所: 東洋大学
• [学会発表] 社会的カテゴリーが自身の社会的価値の高まりに対して意味を持つとき-社会的カテゴリーの相対的有意味性モデルの構築の試み- (2007)
  • 著者名/発表者名: 中島健一郎・礒部智加衣・相馬敏彦・浦光博
  • 学会等名: 日本グループ・ダイナミックス学会第54回大会
  • 発表場所: 名古屋大学
• [学会発表] 集団愛着の規定因-common bond group/common identity group に着目して- (2007)
  • 著者名/発表者名: 礒部智加衣,中島健一郎,浦光博
  • 学会等名: 日本グループ・ダイナミックス学会第54回大会
  • 発表場所: 名古屋大学