• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

信頼の社会関係的基盤に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18730394
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 社会心理学
研究機関関西大学

研究代表者

林 直保子  関西大学, 社会学部, 准教授 (00302654)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード一般的信頼 / 制度的信頼 / 格差意識 / 社会的ネットワーク / 信頼 / ネットワーク / 社会関係資本 / 制度信頼 / 集団意思決定 / 隠れたプロフィール
研究概要

平成19年度には、平成18年度に引き続き、他者一般に対する信頼の生成プロセスを検証するための、全国調査を行った。平成18年度調査では、全国の満20歳以上の男女とし、各市町の住民基本台帳より、層化二段無作為抽出法を用いて2000サンプルを抽出し、66.3%の回収を得た。このデータを用いた分析により、一般的信頼の高低は、制度への信頼により大きく規定されていること、また制度への信頼は、格差感により強く影響されていることが明らかにされた。平成19年度には、電子住宅地図を用いた層化3段無作為抽出法を用いて全国調査を行った。社会調査を取り巻く環境の変化により、住民基本台帳等を用いたサンプリングが年々困難になっており、今後の調査の展開を見据えて、サンプリング方法の違いによるデータの偏りについて検討することも目的の一つとした。19年度調査に関しては、現在データ分析の途中ではあるが、18年度調査の結論と一貫した結果が得られている。2つの調査のデータは、今後国勢調査のメッシュ統計とマッチングした上で、個々人の社会経済的背景だけでなく、所得の地域間をも考慮に入れた上で、信頼の生成プロセスの総合的な検証に用いられる。また、平成19年度には、上記全国調査と平行して、特定の地域内における信頼と社会的ネットワークの連関構造を分析するために、兵庫県有馬町において留め置き調査を行った。その結果、強い社会的ネットワークが信頼を高めるというこれまでの知見と一貫する結果が得られたが、社会関係資本の構成要素のひとつである互酬性の規範と信頼との間には相関関係がみられなかった。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 格差意識と信頼2007

    • 著者名/発表者名
      林 直保子・与謝野 有紀
    • 学会等名
      日本社会心理学会
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      2007-09-24
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 資源としての絆を壊すもの-社会関係資本の今日的危機とその結末-2007

    • 著者名/発表者名
      林 直保子
    • 学会等名
      日本心理学会
    • 発表場所
      東洋大学
    • 年月日
      2007-09-20
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi