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幼児のふりにおける知識の必要性の理解

研究課題

研究課題/領域番号 18730426
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 教育心理学
研究機関洗足学園短期大学

研究代表者

中道 直子  洗足学園短期大学, 幼児教育保育科, 専任講師 (10389926)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2007年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード発達心理学 / 認知 / ふり / 心の理論 / 幼児
研究概要

1.自分がふりをするときの心の働きの理解
従来,他者がふりをするときの心の働きに関する幼児の理解が検討されてきた。すなわち,他者がふりをするためには,ふりの対象に関する知識や(e.g.,Davis,Woolley&Bruell,2002;Lillard,1993;杉本,2006,2007),ふりをする意図(e.g., Joseph,1998;Lillard,1998)を持っている必要があることの理解である。しかしながら,自分自身(自己)がふりをときの心の働きの理解は検討されていない。そこで,自分が未知の対象のふりをできないこと(調査1),未知の対象のふりをする際どのような知識を持つべきか(調査2)に関する幼児の理解を検討した。
これを検討するために,年少児(3,4歳児),年長児(5,6歳児)を対象に,自分がルモソ(未知対象)のふりができるか(調査1),自分がレミング(未知対象)のふりをする時,正しい知識を与える第3者と誤った知識を与える第3者のいずれから教えてもらいたいか(調査2)を聞いた。さらに,その理由を尋ねた。2つの調査結果から,年少児で既に,自分が未知の対象のふりをできないことや,未知の対象のふりをするためにその正しい知識を持つべきことを理解していた。しかしながら,その理由として自分の知識に関する説明を行うことは年少児には難しく,年長児では可能であることが示された。また,この結果は,心の働きの理解に関しては自分が先か,他者が先かという問題が論議されているが,自分の心の働きの理解の方が先に獲得されることを示唆した。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 幼児におけるふりの対象の心的表象と行為との関係の理解

    • 著者名/発表者名
      中 道 直 子
    • 雑誌名

      発達心理学研究

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 幼児におけるふりの基盤となる心的表象の役割の理解

    • 著者名/発表者名
      中道 直子
    • 雑誌名

      発達心理学研究 (審査中)

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [学会発表] 幼児の自己のふりの理解-知識と行為との関係について-2008

    • 著者名/発表者名
      中 道 直 子
    • 学会等名
      発達心理学会
    • 発表場所
      大阪国際会議場
    • 年月日
      2008-03-19
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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