研究課題/領域番号 |
18730549
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 京都ノートルダム女子大学 |
研究代表者 |
中山 京子 京都ノートルダム女子大学, 心理学部, 講師 (50411103)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2007年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 国際理解教育 / 博学連携 / 先住民学習 / ポストコロニアル / 異文化理解教育 / 先住民 / 教材開発 / 多文化共生教育 / 総合学習 / 異文化理解 / イメージ |
研究概要 |
本研究の当該年度の研究は以下の四点に整理できる。(1)1年次に実施したアンケート調査や訪米調査の結果整理および分析、(2)日米の博学連携を生かした教材開発、(3)先住民学習の教材開発と実践、(4)学会発表および報告書作成である。 (1)については、1年次に行ったアンケート調査結果から、日本の児童生徒および大学生がもつコロニアルな見方によるステレオタイプなネイティブ・アメリカン認識について明らかにし、ポストコロニアルな視点にたった先住民学習の構築に向けた課題を整理した。 (2)については、全米日系人博物館と連携して日本人教師、日本人生徒のために日本語をベースとした指導の手引きや教材、資料を作成した。現在、同博物館にて日本人来館者、関係者に配布されている。また、ハワイ日本文化センターやハワイプランテーションビレッジ学習キットをモデルとしながら、ハワイジャパニーズセンターにおいて学習教材キットの開発研究を開始した。 (3)については、(1)を受けて先住民とポストコロニアルの議論が展開された舞台となったオセアニアに着目した。そして、ヴァヌアツ文化センターをはじめ村集落地域の学校や生活を調査し、ヴァヌツの人々と共同で教材開発を行い、エパオ村の小学校で実践を行った。 (4)に関しては、日本国際理解教育学会研究大会において、研究の一部をとして発表した。また、編著書『日系移民学習の理論と実践-グローバル教育と多文化教育をつなぐ-』(明石書店、2008)に、日系移民に関する博物館学習キットの概要とその活用について詳述した。また、本研究全体の成果を報告書としてまとめた。
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