研究課題/領域番号 |
18730553
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 岐阜工業高等専門学校 |
研究代表者 |
伊藤 直之 岐阜工業高等専門学校, 一般科目(人文), 講師 (20390453)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2007年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 地理教育 / 社会科教育 / 教科教育学 / イギリス / シティズンシップ / 初等教育 |
研究概要 |
平成19年度は、イギリスの資格・カリキュラム研究機構(QCA)が新しいナショナル・カリキュラムを発表した。それを受けて、地理授業開発はもとより、シティズンシップ教育を展開しているイギリスにおける地理教育内容編成の新たな動向に関する調査および資料収集に取り組んだ。 1. イギリスにおける地理教育改革に関する調査 イギリス地理学会顧問・ロンドン大学教育学部教授のDavid Lambert氏、バーミンガム大学教育学部上級講師Graham Butt氏を訪問し、地理教育がシティズンシップと連携を深めることの是非、新しいナショナル・カリキュラムについての意見、今後の動向について質疑を行った。 2. イギリスにおけるシティズンシップ授業視察および研究団体や地域社会との連携に関する調査 ヨーク大学上級講師のIan Davies氏を訪問し、シティズンシップ教育の動向と大学における教員養成について説明を受けた。また、カンブリア大学上級講師のPeter Brett氏の案内を受け、カーライル郊外にある学校を訪問し、地理的内容と関連するシティズンシップ授業を観察した。 3. 市民性育成を目指した地理授業構成についての発表 QCAがナショナル・カリキュラムに準拠して作成したScheme of Workを分析し、地理教育において不可欠の内容である自国の地域や諸外国の地域を学ぶ地域学習において、シティズンシップといかに連携した単元編成がなされているか、授業レベルでどのような学習活動が設定されているかを明らかにした。その成果は、全国社会科教育学会第56回研究大会において発表し、フロアからの質疑や批判を踏まえて修正・加筆し、全国地理教育学会『地理教育研究』第1号に掲載された。
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