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ダストーデブリ円盤の質量が示す惑星の存在

研究課題

研究課題/領域番号 18740103
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 天文学
研究機関北海道大学 (2007)
名古屋大学 (2006)

研究代表者

小林 浩  北海道大学, 低温科学研究所, 博士研究員 (40422761)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2007年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードデブリ円盤 / 惑星形成 / 惑星 / ダスト / 昇華 / ダスト-デブリ円盤 / 系外惑星 / 惑星形成論
研究概要

歳をとった(10^7-10^9年程度)星のまわりでは,ミクロンサイズの微小粒子(デブリ)の円盤(デブリ円盤)が観測されている。このように星をとった星の周りでは,惑星がすでに形成されている可能性は高い。これらのデブリ円盤では、中心星に近い高温のダストが存在していないことを赤外線の観測から予測されている。実際に高分解能の直接観測からも円盤には穴があいていることが確認されている。本研究では内縁に注目し、内縁の形状や温度により内縁ができた原因が分類できることを示した。
デブリ円盤で観測されるデブリは低温のため主成分は氷である。氷の昇華によりどのような内縁ができるかを調べた。その結果、温度100K程度の場所で内縁ができ、内縁付近にはリングができる。このような内縁形成の原因は、惑星と高頻度の衝突が考えられるが、これらとは温度や構造が違うため、それぞれの起源を区別できる。デブリ円盤の内縁の温度は現在推測されており、昇華による内縁を持つ候補が見つかった。観測の進歩により,太陽系外の惑星系において昇華リングの観測が可能になり,この昇華によるリングの有無が太陽系外の惑星系での惑星の存在を示すだろう、そして、デブリ円盤の惑星の存在もあぶり出すだろう。
以上の内容を、氷昇華のシミュレーションとリング形成のメカニズムについて、それぞれ、惑星科学雑誌Icarusに投稿した。前者は受理され、印刷中である。後者は、査読中である。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Dust ring formation due to ice sublimation in migration-dominated disks2008

    • 著者名/発表者名
      小林浩
    • 雑誌名

      Icarus (In press)

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Comet 9P/Tempel 1: Interpretation with the Deep Impact Results2008

    • 著者名/発表者名
      山本聡
    • 雑誌名

      The Astrophysical Journal 673

      ページ: 199-202

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 太陽系外縁天体の起源と進化2008

    • 著者名/発表者名
      小林浩
    • 雑誌名

      遊星人 1

      ページ: 22-28

    • NAID

      110006647760

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 惑星系での氷ダストの昇華2007

    • 著者名/発表者名
      小林浩
    • 雑誌名

      低温科学「宇宙における氷と物質科学」 66

      ページ: 65-71

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] デブリ円盤における氷ダスト昇華2007

    • 著者名/発表者名
      小林浩
    • 学会等名
      日本惑星科学会
    • 発表場所
      高知大学朝倉キャンパス
    • 年月日
      2007-09-26
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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