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力学的負荷でアクチンフィラメントは機能変調を受けるか-顕微操作による実験的研究-

研究課題

研究課題/領域番号 18740263
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 生物物理・化学物理
研究機関東北大学 (2007)
早稲田大学 (2006)

研究代表者

下澤 東吾  東北大学, 先進医工学研究機構, 助教 (00386608)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2007年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2006年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワードアクチンフィラメント / 細胞骨格 / 蛍光イメージング / 力学応答
研究概要

単一のアクチンフィラメントについて顕微操作と高感度蛍光観察を同時に行い、与えられた張力と蛍光強度の関係を解析した。2点で独立に操作可能な光ピンセット装置を自作し、単一のアクチンフィラメントに5-20pNの張力を周期的に与え、その時の蛍光強度を解析した。結果、actin分子の特定残基(Cys-374)をTetramethyl rhodamineで標識すると、張力が加わると蛍光強度が可逆的に変化する現象が見出された、この結果を受け他の蛍光色素によるラベルも行ったが、光ピンセットに使用する近赤外(1064nm)レーザー光が存在すると、退色速度が極度に速くなり、蛍光観察を行うことは不可能であることが結論され、他の有望な有機蛍光色素を見出すにはいたらなかった。また、遺伝子改変技術を用いた、アクチンフィラメント結合タンパク質の発現・精製を行った。張力存在下での結合解離の一分子解析を目指して、フィラメントの脱重合因子であるコフィリンについて、有機蛍光色素での標識のためのCystein残基の導入、活性型、非活性型の作製を行った。作製したコフィリンを用いて張力存在下での結合解離の観察を行ったが、光ピンセットを用いた実験系では反応の開始を制御することに困難が存在し、新たな実験系を構築することが必要であることがわかった。張力存在下ではないがガラス面に固定したコフィリンについて、1分子での結合解離を測定を行い塩強度依存的に結合速度が変化している様子が観察された。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Size Distribution of Linear and Helical Polymers in Actin Solution Analyzed by Photon Counting Histogram2007

    • 著者名/発表者名
      Terada N, Shimozawa T, Ishiwata S, Funatsu T
    • 雑誌名

      Biophys J. 92(6)

      ページ: 2162-2171

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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