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遺伝子及びシスト化石情報の統合化による渦鞭毛藻類の進化過程の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18740325
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 層位・古生物学
研究機関北海道大学

研究代表者

河村 裕  北大, 理学(系)研究科(研究院) (40374227)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2007年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2006年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワード渦鞭毛藻シスト / Protoperidinium属 / 分子系統学 / シスト化石 / 進化過程推測
研究概要

本研究の目的は下記の5点の達成である。(1)シストを形成するProtoperidinium種のシストー遊泳細胞関係を検証する。(2)シスト形態および分子系統学的手法を用い現存の分類体系を統括的に検証する。(3)分子系統学手法にて得られた系統関係をシスト化石の記録と比較しProtoperidiniumの進化過程・起源を解明する。(4)得られた進化過程を現存する古環境データと比較して環境変動-進化過程関係を推測する。
本年度研究では目標(1)及び(2)の達成を目指した。目標(1)の達成のために現在までに日本で確認されているシスト種中6種の発芽実験を行った。その結果現在知られているシスト-遊泳細胞関係は大まかに正しいことが判明した。しかしその中のシスト種1種については現在シスト発芽口の形が3種類あることが知られており、その中の2種類のシストの採集に成功しSSU・RNA配列を調べ比較した。その結果この2種類にはDNA配列に違いがあることが確認されシスト発芽口の形がその2種類を分類する際に有意義であるという結論に至った。
目標(2)の達成のためにシスト形成種8種を含む計18種のLSUまたはSSU RNA配列を調べその系統樹を作成した。その系統樹によるとシスト非形成種は派生的に出現しており、全体をみた場合シスト形成種が祖先的であるという可能性を示唆した。しかし、現在までに調べた種数は少なすぎであり、この説を確固とするためにはより多くの種の分子配列を調べなければ成らないという結論に達した。

報告書

(1件)
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] The phylogenetic position of an unusual Protoperidiniuum sp. P. bipes2007

    • 著者名/発表者名
      Yamaguchi, A.
    • 雑誌名

      Phycologia

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Further molecular phylogenetic study of heterotrophic dinoflagellate genus, Protoperidinium based on SSU and LSU ribosomal RNA gene sequences2006

    • 著者名/発表者名
      Yamaguchi, A.
    • 雑誌名

      Phycological Research 54

      ページ: 314-329

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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