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安定気泡内でのプラズマ生成

研究課題

研究課題/領域番号 18740352
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 プラズマ科学
研究機関愛媛大学

研究代表者

向笠 忍  愛媛大学, 理工学研究科, 助教 (20284391)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2006年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワード液中プラズマ / ドデカン / マイクロ波 / 高速度カメラ / 気泡 / プラズマ加工 / プラズマ・核融合 / エネルギー全般
研究概要

液中プラズマとは,液体中にマイクロ波や高周波を印加することにより,液体中で発生するプラズマである.実験は昨年度製作した実験装置を用いる.装置は透明耐熱ガラス容器内にドデカンを注入し,さらにモノポールタイプのアンテナをドデカン中に浸漬し,その容器を導波管内に直接挿入するようになっている.アンテナ先端に発生するプラズマの様子を,高速度ビデオカメラを用いて撮影すると,プラズマの発生と同時に,プラズマを内部に含むような形で気泡が発生している様子が観察された.容器内圧力が1hPaの場合と100hPaの場合で比較する.1hPaではプラズマの点火時間は約1msで,その後気泡が電極から離脱するまでに再びプラズマが点火することはかなった.一方,100hPaでは同一気泡内で数回のプラズマの点火が見られた.また,プラズマの発光強度の空間分布を調べると,プラズマの発光が強まっている間は容器内圧力による差はみられないが,発光が弱まると,1hPaではすぐに中心部でピークを持たないほぼ一様な分布をするのに対して,100hPaではガウス分布に近い分布を示した.このことは電子の平均自由行程に由来するものと考えられる.また,観察される気泡の膨張収縮運動を,レイリー・プレセット方程式に当てはめることにより,気泡内部の圧力を調べ,さらに内部で起こる化学反応を予測することにより,気泡内部の温度と成分分析を行った.1hPaでは,気泡内はドデカン蒸気と水素が同程度となっているのに対して,100hPaでは,ほぼ水素であることが明らかとなった.また,気泡内の温度は,以前分光測定により求められた温度と同程度になることがわかった.上記の実験終了後,容器内に熱電対を挿入し,プラズマ周辺の温度分布を調べ,さらにラングミュアプローブを挿入して,プラズマパラメータを求める実験を行い,成果を報告する予定である.

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Observation of Microwave In-Liquid Plasma using High-Speed Camera2007

    • 著者名/発表者名
      Shinobu MUKASA
    • 雑誌名

      Japanese Journal of Applied Physics 46

      ページ: 6015-6021

    • NAID

      40015602634

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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