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クライオターゲット爆縮における先行加熱の抑制

研究課題

研究課題/領域番号 18740359
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 プラズマ科学
研究機関(財)レーザー技術総合研究所

研究代表者

砂原 淳  財団法人レーザー技術総合研究所, 理論・シミュレーションチーム, 研究員 (00370213)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2007年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード非局所電子熱輸送 / フォッカープランク方程式 / レーザー核融合 / クライオジェニックターゲット爆縮 / 輻射輸送 / 先行加熱 / 非局所熱輸送 / 爆縮 / 高速電子 / クライオジェニックターゲット
研究概要

レーザー核融合爆縮で重要なクライオジェニックターゲット爆縮において、高速電子による爆縮中のターゲットの先行加熱を評価するため、フォッカープランク方程式に基づく非局所電子熱伝導計算コードを開発し、爆縮統合爆縮コードと結合させる事により、爆縮中の非局所電子熱伝導を計算した。まずフォッカープランク方程式に基づく非局所電子熱輸送計算の有効性を確認するため、計算で求められたレーザー吸収率と実験で測定された値との比較を行い、実験の誤差の範囲で実験の吸収率を再現することが判った。従来より爆縮中の熱流計算に用いられてきたFlux-limited Spitzer-Harmモデルに基づいてflux-limiterを可変させた場合の計算ではある時刻の瞬間においてフォッカープランクモデルの計算と一致させることが可能であるが、熱流の時間変化を単一のflux-limiterで再現することが出来ず、時間依存で考える必要がある事が判った。また、米国ロチェスター大学レーザーエネルギー学研究所で開発されている時間依存非局所輸送モデルとの比較を行い、爆縮パルスの主要部分(ピーク付近)においてはほぼ同様の熱流が得られるものの、パルスの立ち上がり部分については両者の違いが大きく、非局所モデルの適用範囲、有効性、並びにフォッカープランク方程式に基づく非局所熱輸送モデルの精度を検証していく必要があることが判った。以上の比較からクライオ爆縮におけるフォッカープランク方程式に基づく非局所電子熱伝導の有効性を確認した。その上で大阪大学レーザーエネルギー学研究センターで行われた爆縮中の先行加熱を評価する実験の解析を行った。阪大の実験では輻射輸送の影響が大きいことが見いだされたが、先行加熱量は温度にして数eVの範囲に収まっていると見積もられた。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Reduction of the Rayleigh-Taylor instability growth with cocktail color irradiation2007

    • 著者名/発表者名
      K. Otani, et. al.
    • 雑誌名

      Phys. Plasmas 14

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] レーザーアブレーションにおける照射不均-と密度変調の解析2007

    • 著者名/発表者名
      砂原 淳 他
    • 学会等名
      日本物理学会第62回年次大会
    • 発表場所
      北海道大学札幌キャンパス
    • 年月日
      2007-09-24
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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