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イオン導電性高分子アクチュエータの機能を支配する表面・界面力学パラメータの解明

研究課題

研究課題/領域番号 18760076
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 機械材料・材料力学
研究機関慶應義塾大学 (2007)
東京工業大学 (2006)

研究代表者

大宮 正毅  慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (30302938)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2007年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2006年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワード高分子 / 界面 / アクチュエータ / き裂 / ナノインデンテーション / パラジウム / イオン導電性高分子 / 吸着力 / 原子間力顕微鏡
研究概要

イオン導電性高分子に電場をかけると,水和したカウンターイオンが陰極に移動し,陰極側が膨潤,陽極側が収縮することで湾曲が生じ,アクチュエータとしての機能を果たしている.しかしながら, MEMS (NEMS)などのマイクロ・ナノスケールにおけるアクチュエータやセンサとしての利用を考えた場合,マイクロ・ナノスケールにおけるアクチュエータの機能・特性を把握しておく必要がある.本研究では,イオン導電性高分子の表面・界面の力学的挙動の解明,イオン導電性高分子と電極金属薄膜との界面強度が及ぼすアクチュエータの変形特性への影響,表面・界面の力学・電磁場を考慮したマルチフィジックスモデルの構築とイオン導電性高分子アクチュエータの機能を支配する力学パラメータを解明することを目的として研究を行ってきた.
本年度は,従来用いられている金電極の代わりに,安価で製造が可能なパラジウム(Pd)を用いて,無電解メッキ法によりイオン導電性高分子膜にパラジウム(Pd)を電極膜として成膜する方法を確立した.そして,NaOH水溶液中でのアクチュエータ特性の評価を行った.また,電極膜の界面付着強度を評価する方法として,ナノインデンテーションを用いた試験法を提案し,ビール試験との比較を行い,その妥当性について検証した.さらに,界面付着強度と電極膜の破損とは密接に関係があることから,本研究では,電極膜の信頼院を評価するために引張試験を行い,電極膜上に形成されるき裂のその場観察を行った.そして,界面付着強度とき裂形成との関係について明らかにした.

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 高分子基材上に形成した導電性薄膜のき裂形成に及ぼす界面特性の影響2007

    • 著者名/発表者名
      大宮正毅
    • 学会等名
      日本材料学会第13回破壊力学シンポジウム
    • 発表場所
      静岡県熱海市
    • 年月日
      2007-12-17
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] Nano-Indentation approach to interfacial strength evaluation2007

    • 著者名/発表者名
      Masaki OMIYA
    • 学会等名
      International Conference on Advanced Technologyin Experimental Mechanics 2007
    • 発表場所
      福岡県福岡市
    • 年月日
      2007-09-12
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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