研究概要 |
高速カメラを併用したレーザースペックル法による温度計測システムを開発し,予混合火炎まわりの拡散火炎の振動現象(フリッカリング現象について)について調べた.そのメカニズムは,(1)火炎と周囲ガスの密度差および速度差によるKelvin-Helmholtzの不安定による渦の発生,(2)渦周辺における燃焼反応の促進,(3)気体の膨張および加速,(4)渦の流下,といったプロセスを繰り返していることが示唆された.さらに,拡散炎のみの場合は,高温領域の燃焼完了時間増加することにより周期が長くなることがわかった.
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