• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

風力発電システムへの雷撃が周辺機器へ及ぼす影響とその対策

研究課題

研究課題/領域番号 18760224
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 電力工学・電気機器工学
研究機関神戸市立工業高等専門学校

研究代表者

山本 和男  神戸市立工業高等専門学校, 電気工学科, 准教授 (50332052)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2007年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード雷 / サージ / 風力発電システム / 電磁界解析 / 過電圧
研究概要

風力発電システムはブレード,ナセル,タワー等から構成されている。近年,軽量化のため,GFRP(Glass Fiber Reinforced Plastics)製のブレード,鉄の格子とその周囲をGFRPで覆った形状のナセルが多くなっている。ブレードやナセルに落ちた雷撃電流は,ナセルを構成する鉄格子,タワーを経由して大地に流出する。その際,ナセル周辺を流れる雷電流により,ナセル内部に比較的大きな過渡磁界が発生し,これが原因でナセル内部に設置された通信・制御機器が故障・誤動作する可能性があると考えられている。
18年度は,数値電磁界解析手法の一手法であるFDTD法を用いてナセル内部に発生する過渡磁界の挙動について調査した。その結果,ブレード先端から雷電流が侵入した場合でも,ナセル後方から雷電流が侵入した場合でも,ブレード上の避雷導線を流れる雷電流により,ナセル内前方に比較的大きな過渡磁界が発生することが明らかとなった。また,ナセル前方に導対板を設置することで,ナセル内前方の過渡磁界を低減できることを明らかとした。19年度は,解析で確認された上記の現象を,縮小モデルを用いた実験により確認した。解析結果と実験結果の誤差は最大でも10%程度で良好に一致した。これにより,FDTD法を用いた電磁界解析により,あらゆる形状の風車における検討が可能となった。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] MAGNETIC FIELDS IN THE NACELLE OF A WIND TURBINE GENERATOR SYSTEM DUE TO LIGHTNING STROKES2008

    • 著者名/発表者名
      Kazuo Yamamoto
    • 雑誌名

      International Conference on Lightning Protection 未定

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 雷撃により生じる風車ナセル内部の過渡磁界に関する研究2008

    • 著者名/発表者名
      山本和男
    • 学会等名
      平成20年電気学会全国大会
    • 発表場所
      福岡工業大学
    • 年月日
      2008-03-19
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi