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ネットワーク型拘束システムに対するロバスト遠隔制御法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 18760324
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 制御工学
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

小木曽 公尚  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教 (30379549)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2007年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード制御工学 / 拘束条件 / ネットワーク / ロバスト / 実機検証 / 拘束システム / 遠隔制御 / 遅延 / 損失 / リファレンスガバナ / スイッチング制御 / 検証実験
研究概要

近年のインターネット大容量配信技術などに代表されるように,通信事業の普及やインフラ設備等の充実・低コスト化などにより,ネットワーク技術を活用した制御系が構築されるようになった.その一つに,オペレータがいる親局から,遠隔地(子局)にある制御対象を操作する遠隔制御系が挙げられる.この遠隔制御系において問題となるのは,ネットワーク上をデータが流れる際に生じる伝送遅延と損失である.また,実際の制御系を考える場合には,拘束条件の存在を無視することはできない.そこで,本研究では,データの伝送遅延や損失が生じるネットワーク環境に於いて,拘束条件を破ることなく目標値への追従制御を実現する制御法の開発に取り組んでいる.
平成19年度の研究期間では,申請書の研究計画で示した項目の内,「遠隔制御法の検証実験」および「ロバストな遠隔制御法の検証実験およびその考察・改善」をおこなった.18年度に開発した遠隔制御法を実機に適用し,奈良先端科学技術大学院大学と長岡技術科学大学間のインターネット(無線・有線LANを含む)通信路を介して,DCモータの遠隔制御実験をおこない,インターネット上で発生する遅延や損失に対して,拘束条件の達成や目標値への追従が実現されるのを確認した.この結果,開発した遠隔制御法が,実際に生じる遅延や損失に対してロバストであることを確認した.この結果は,46^(th) IEEE CDCにて発表した.また,遠隔制御法の拡張に関する基礎研究成果として,二件の国際会議発表をおこなった.雑誌論文への投稿は,平成20年度の予定である.

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007 2006 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件) 産業財産権 (1件)

  • [雑誌論文] 時変の目標値に対して拘束条件の達成を考慮した静的補償器のスイッチング制御法および制御検証実験2007

    • 著者名/発表者名
      小木曽 公尚, 平田 研二
    • 雑誌名

      日本機械学会論文集 C 編 73・726

      ページ: 422-427

    • NAID

      110006224662

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [学会発表] A Remote Control Technique for Constrained Linear Systems: An Index Feedback Approach2007

    • 著者名/発表者名
      小木曽 公尚
    • 学会等名
      46^(th) IEEE Conference on Decision and Control
    • 発表場所
      ニューオリンズ,米国
    • 年月日
      2007-12-13
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://genesis.naist.jp/~kogiso/pub/publication.html

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [産業財産権] 遠隔操作システム2006

    • 発明者名
      小木曽, 杉本平田
    • 権利者名
      小木曽, 杉本平田
    • 出願年月日
      2006-10-18
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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