研究課題/領域番号 |
18760397
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
交通工学・国土計画
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
星野 裕司 熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 准教授 (70315290)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 交通工学・国土計画 / 都市整備 / 人間活動 / 都市河川 / 景観デザイン |
研究概要 |
本研究の目的は、都市と河川の結びつきを人間の活動を媒体として検討することである。この課題に対しては、以下の3つの視点から分析を行っていく。1.都市から河川をみる:都市河川周辺における街路空間を分析することによって、河川の特性を分析する。都市河川周辺においては、特徴的なシークエンス景観が楽しめる場所であることから、歩行者のシークエンス景観体験を定量的に説明するモデルを構築し、シークエンス景観を分析していく。萌芽性が高い研究であるため、今後はデータの収集法など、異なったアプローチで展開し、最終的には、より簡便で再現性の高いモデルを構築することを目指す。2.河川から都市をみる。3.都市と河川の接点をみる。2.3.に関する詳しい説明は省略する。 平成19年度は、前年度の方法論の構築を受けて、目的1.について詳しい考察を行った。具体的には、デザインボキャブラリーという考え方に着目し、先に開発した空間開放度モデルの設計段階での有効性を見出すということである。分析にあたっては、既存の調査データに加え、実空間を抽象化したCG空間を作成し、より肌理の細かいデータを収集できるように工夫した。このCG空間から得られた人間のシークエンス体験を記述する指標である"開放度差"のグラフとCG画像を用いて、開放度差と空間の構造がどのような関係を持っているのかを考察した。この関係性を一般化し、いくつかのデザインボキャブラリーを作成し,これらのボキャブラリーがうまく機能するかを実証することで、空間開放度モデルを設計段階のツールとして確立できる可能性を示した。
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