研究課題/領域番号 |
18760434
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築環境・設備
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
坂本 慎一 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (80282599)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2007年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 室内音響 / 波動音場解析 / インパルス応答 / 聴感物理量 |
研究概要 |
建築音響分野における波動数値解析技術をさらに発展させることを目的に、本研究では聴感評価に耐えうる程度のインパルス応答を計算可能な音場予測方法の確立を目指して検討した。 [1]計算手法の改善・改良申請者はこれまでに建築音場に応用するためのFDTD法による音場解析手法を開発してきた。特に、多点差分を用いた差分スキームの高精度化について、適用上の留意点を含めて検討し、Acoustical Science and Technology誌に原著論文として発表した。 [2]壁面境界条件の設定方法に関する検討, [3]座席列等複雑形状・複合材料のモデリングに関する検討 に関して、前年度は、施行状態の部位に直接インピーダンスチューブ法を適用したが、その方法では特に低周波数領域で大きな誤差が発生する結果となった。そこで、今年度は実ホールにおいて用いられた種々の材料の音響インピーダンスを実測し、FDTDアルゴリズムに反映させる方法として機械系置換による方法を適用した。座席列については、音場を細かく離散化し、部位別の音響インピーダンスを計測・反映させる方法をとって、インパルス応答の数値解析を行った。その結果を実物ホールにおける実測結果と比較し、インパルス応答波形および聴感物理量の比較を行った。研究成果はAcoustical Science and Technology誌に原著論文として発表した。
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