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省エネルギーで防犯性の高い夜間商業街路の光環境整備の提案と実験的検証

研究課題

研究課題/領域番号 18760441
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 建築環境・設備
研究機関武蔵工業大学

研究代表者

小林 茂雄  武蔵工業大学, 工学部, 准教授 (20262313)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2007年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2006年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワード街路照明 / 防犯 / 省エネルギー / まちづくり / 住民参加 / 光環境計画
研究概要

平成19年度は、前年度に実施した岐阜県白川村の平瀬地区における照明実験の結果を分析すると共に、平瀬地区における屋外照明の実施計画をまとめた。すなわち、既存のポール灯による街路照明ではなく、街路に隣接する空地や建物壁面などの照明を配置した低輝度分散型の照明計画である。防犯性と周辺への見通しを高めると共に、消費エネルギー量を現状よりも小さくするという提案であり、研究成果を基にした光環境整備まで結び付けることができた。
さらに横浜市中区の山手西洋館において、場所の認知を促すと共に、歩行者の安心感を高め、消費エネルギーが高くならないようなライトアップの手法を検討し、2007年12月に実施した。照明方法としては、地域の象徴となる建物ファサードの中で、場所の認知につながる部位を抽出し、そこに光を集中させることと、人の気配を醸し出すような光をファサードにつくるということである。一部の街路灯を消灯し、筆者らが提案する低輝度分散型の街路照明も実験的に提示した。地域住民へのアンケート調査を基に照明を計画し、実施後にそれらの効果を検証した。
以上の様に本研究では、異なる二つの地域を対象とし、各々の街の特性に合せた照明計画を実験的に提示し、その防犯効果、歩行者への安心感に与える効果、見通し、場所の認知への貢献度、などを検証した。そして何れの提案に対しても、現状の街路照明よりも、光束量が約1/4となり、消費エネルギーを削減できることを示した。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 建物に付属する光によって与えられる路上での安心感岐 阜県白川村の平瀬地区を対象として2008

    • 著者名/発表者名
      小林茂雄
    • 雑誌名

      日本建築学会環境系論文集 No.627

      ページ: 567-572

    • NAID

      110006664745

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 街路に隣接する空地の見通しを高めた屋外照明の提案 岐阜県白川村の平瀬地区を対象として2007

    • 著者名/発表者名
      小林茂雄
    • 雑誌名

      日本建築学会環境系論文集 No.621

      ページ: 1-7

    • NAID

      110006473531

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [備考]

    • URL

      http://kobayashilab.net/

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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