研究課題/領域番号 |
18760464
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
姫野 由香 大分大学, 工学部, 助教 (10325699)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 景観 / 整備 / 構図 / 観光資源 / 湯けむり |
研究概要 |
H19年度は、前年度の成果を活用して、湯けむり景観の整備に必要な「要素の位置関係」と「組合せ」の『操作効果』を定量的に把握した。また、研究対象地区を絞り込み、地域内の連続的な視点から抽出された複数の景観シーンについて、『操作効果』を参考に、各要素の操作の優先順位を決定する。これにより、切り取られた1つの景観シーンではなく、対象地区全体の景観を良好に保つためには、何をどこに配置すべきである、といった具体的な景観整備指針図を導出した。更に、この指針図に基づき整備した対象地区を、コンピュータグラフィックスにより示すことで、その効果の全体像を容易に再検証できるようにし、住民によるワークショップ等を通して、最終的な景観整備指針図を導出するまでの一連の手順を提案した。 1.各要素の構成位置とその組合せによる整備効果の把握 前年度に構築したシステムを利用し、評価実験を行った。その結果、各要素の構図における位置関係と組合せによって、操作の効果がどの程度であるかを定量的に把握した。これにより、景観整備を行う際、操作効果が大きい要素(または組合せ)から、整備の優先順位を決定した。 2.景観解析により得られた知見を反映した景観の整備指針図の導出 研究対象地区内において連続的に設けた視点から、複数の景観シーンを抽出し、それぞれの景観シーンが良好な条件に一致ための操作を検討した。またその結果、得られた整備指針図による空間を、3次元コンピューターグラフイックスにより、シミュレートして地区の全体像を容易にイメージできるようにした。最後に、本システムを、現地での住民によるワークショップ等の実施により実践的に利用した上で、再検討し、最終的な景観の整備指針図を導出した。
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