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その場結晶成長・粒子配向を利用した高機能セラミック多孔材の創製

研究課題

研究課題/領域番号 18760512
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 無機材料・物性
研究機関東京工業大学 (2007)
独立行政法人産業技術総合研究所 (2006)

研究代表者

吉田 克己  東京工業大学, 原子炉工学研究所, 助教 (20337710)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2007年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2006年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
キーワード結晶成長 / 構造・機能材料 / セラミックス / 多孔質材料
研究概要

平成19年度は,アルコキシド加水分解法を用いた特異な形態を有する針状ムライトについての生成メカニズムの解明,スピネル添加ムライトセラミックスの焼結性及び微構造の検討,スピネル添加ムライト多孔体の作製及び多孔体の水熱腐食による気孔内部でのその場結晶成長について検討した.
アルコキシド加水分解法による特異な形態を有する針状ムライトについて,生成メカニズムを検討したところ,アルミニウムイソプロポキシドをエタノールに分散させると,針状形態となり,加水分解によりその形態を継承して,特異な形態を有する針状ムライト前駆体が得られることを明らかにした.また,ムライト原料に, Mg-Alスピネル粉末を5〜15mass%添加し,常圧焼結したところ,スピネル添加により焼結性が著しく向上し,粒成長が促進され,柱状粒子が発達した組織となった.また,低温焼結が可能であることも見出した.室温での熱伝導率は,スピネル無添加ムライトよりも高い値となった.スピネル添加ムライトについて,球状ポリマーを造孔材として多孔体を作製した結果,焼結性の向上に伴い,骨格内に焼結不十分による無駄な気孔が存在せず,気孔径制御された柱状組織を有するムライト多孔体を得ることができた.この多孔体について,気孔内部での柱状組織の発達を目指して水熱合成装置を用いて300度で水熱腐食させたところ,気孔内部で微細な柱状粒子の成長が見られた.水熱条件の最適化により,目的とする特異な構造を有する高機能多孔材の創製が可能であることが示唆された.

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] アルコキシド加水分解法により合成したムライト前駆体の異方成長と熱処理による形態変化2007

    • 著者名/発表者名
      <吉田克己>, 日向秀樹, 近藤直樹, 北英紀
    • 学会等名
      日本セラミックス協会第20回秋季シンポジウム
    • 発表場所
      名古屋
    • 年月日
      2007-09-13
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] Morphology and Characterization of Fibrous MuUite Synthesized by Alkoxide Hydrolysis Method2007

    • 著者名/発表者名
      Katsumi Yoshida, Hideki Hyuga, Naoki Kondo, Hideki Kita
    • 学会等名
      International Conference and Exhibition Materials and Austceram 2007
    • 発表場所
      シドニー(オーストラリア)
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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