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超臨界成膜プロセス構築に必要となる平衡物性及び反応速度の測定と推算法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18769003
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 化工物性・移動操作・単位操作
研究機関広島大学

研究代表者

春木 将司  広島大学, 大学院・工学研究科, 助教 (90432682)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2006年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワードSuprecritical carbon dioxide / Solubility / Metal complex / Supercritical fluid deposition / Chrastil equation / Correlation / Prediction / Quantum chemical calculation / 超臨界二酸化炭素 / 成膜 / 有機金属錯体 / 溶解度 / 超臨界堆積法 / 溶液論 / 半導体 / 反応速度
研究概要

本研究では、超臨界成膜法を利用した半導体製造プロセスの設計基盤となる超臨界CO_2に対する金属錯体の溶解度に関する知見を蓄積し、金属錯体の分子構造が溶解度に与える影響を明らかにするとともに推算法の構築を行った。まず、溶解度測定に関しては新規に測定装置を開発した。極微少量サンプルの迅速な測定及び幅広い温度、圧力、濃度範囲の測定を可能とするため、従来用いられているプローブではなく、光ファイバーを利用した循環法に基づくものとした。測定した金属錯体はアセチルアセトナート(acac)を配位子に持つ錯体であり、Cu(acac)_2,Cr(acac)_3,Co(acac)_3及びFe(acac)_3である。温度及び圧力はそれぞれ313〜343K及び12〜30MPaである。測定の結果、配位子の数が大きい錯体の方が溶解度が大きくなることが分かった。これは、配位子数の増加によりCO_2との親和性が増えるためであると考える。さらに本研究の測定結果及びこれまでに報告されている文献値(テトラメチルヘプタンジオナート錯体)を利用し、量子化学計算から得られる表面電荷分布を用い、配位子の構造が溶解度に与える影響を理論的に考察した。その結果、B-ジケトナート錯体については金属と配位結合している酸素原子が炭化水素基に覆われ、CO_2分子と接触しない場合は酸素原子が露出している場合に比べ溶解度が大きくなることを明らかにした。
また、これまで溶解度の相関に利用されていたChrastil式と前述の量子化学計算から得られる表面電荷分布を用い推算式を構築した。その結果、5種のacac錯体について平均相対誤差20%以内で推算可能であった。溶解度が著しく小さい金属錯体に関する推算式はほとんど報告されていないため、非常に有用な式になると思われる。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 超臨界二酸化炭素に対する有機金属錯体の溶解度2008

    • 著者名/発表者名
      小林史弥
    • 学会等名
      第10回化学工学会学生発表会
    • 発表場所
      関西大学
    • 年月日
      2008-03-01
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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