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マルチスポットレーザーフォトコンバージョン顕微鏡の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18770051
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 形態・構造
研究機関独立行政法人理化学研究所

研究代表者

深野 天  理化学研究所, 細胞機能探索技術開発チーム, 研究員 (80373364)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2007年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2006年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード顕微鏡技術 / バイオイメージング / 細胞形態 / 細胞移動 / 蛍光蛋白 / 蛍光蛋白質
研究概要

本年度は、主に次の2項目に関して研究を行った。
1.2次元マルチスポット蛍光顕微鏡の改良
昨年度は、紫外半導体レーザー(405nm、5mW)を用いてフォトコンバージョンを起こしたが、回折格子を用いてマルチスポットを形成させると、スポット1つあたりのレーザーパワーが弱すぎて変化しないため、今年度は、より出力が高い青色DPSSレーザー(473nm,50mW)を用いて実験を行った。また、レーザーの波長の変更に伴って、蛍光たんぱく質をKikGRから、より長波長に吸収ピークを持つDendora2に変更した。HeLa細胞の膜に比較的長時間滞在できる膜たんぱく質にDendora2を結合させ、40倍の対物レンズを用いてフォトコンバージョンを起こしたところ、数十秒で100×100の多点で一度にフォトコンバージョンを起こさせることが可能となった。これをCCDカメラで撮像し、これらの点の移動を解析することにより細胞の変形・移動を定量的に測定できるようになった。
2.3次元フォトコンバージョン顕微鏡の開発
3次元フォトコンバージョン顕微鏡の試作を行い基礎実験を行った。赤外フェムト秒レーザー光(パルス幅100fs、波長800nm、出力600mW)を対物レンズ(60X,NA1.2)でサンプルに強く絞って照射することにより、その部分だけ2光子過程によってフォトコンバージョンを起こさせた。このレーザー波長に最適な蛍光たんぱく質を探索したところKikGRが一番変換効率が高いことがわかった。ただし、2光子過程でのフォトコンバージョン効率は、1光子過程に比べて極めて低く、多点では、フォトコンバージョンを起こさせることは困難であった。そのため3次元では、ガルバノミラーでサンプルのある面でスポットを移動させフォトコンバージョンを起こし、さらにZ方向にサンプルを移動させて同様なこと繰り返し行う方法が最適であることがわかった。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Differential Ras Activation between Caveolae/Raft and Non-Raft Microdomains2007

    • 著者名/発表者名
      Takashi Fukano
    • 雑誌名

      Cell Structure and Function 32

      ページ: 9-15

    • NAID

      40016192014

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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