研究課題/領域番号 |
18770080
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
構造生物化学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
海野 昌喜 東北大学, 多元物質科学研究所, 助教 (10359549)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2007年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2006年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | ヘムオキシゲナーゼ / 哺乳類 / X線結晶構造解析 / クライオプロテクタント / CPモチーフ / 構成型 / 酵素活性化 |
研究概要 |
哺乳類のヘムオキシゲナーゼには、種々の刺激によって発現が誘導されるHO-1と発現量が大幅に変化しないHO-2の二種類のアイソザイムがあり、それぞれ、脾臓・肝臓と脳・精巣に多く発現している。HO-2はHO-1には見られないシステイン-プロリンが連続したCPモチーフを三か所持ち、HO-1よりN末端側が20残基ほど長い。今年度は、高分解能回折像を示すヒト由来HO-2の結晶を作成するため、結晶化条件の検討・放射光施設に於ける回折強度実験を行ってきた。 まず、結晶化条件だが、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル500(PEG MME 500)とチオシアン酸ナトリウムを含んだ溶液をリザーバー溶液としたハンギングドロップ蒸気拡散法で、振とう培養機でゆるやかに振とうさせながら結晶化を行うことで、比較的良質な結晶を得た。また、クライオプロテクタントの条件の検討を行い、パラトンNをクライオプロテクタントとして使用することで、構造解析可能な回折像を得た。 回折強度データ収集実験は、主にPhoton Factory (PF)で行い、上述した条件で、最高2.0Å分解能に相当するデータを得た。 構造解析は、最近報告された変異体のHO-2の構造を初期モデルとした分子置換法で行った。2.0Å分解能の構造解析の結果、現在までに報告されていないことも明らかになりつつある。現在は、より詳細な解析を目指し、更なる結晶化条件の検討を行うと同時に、その酵素反応や機能の解明のため、生化学的な研究も進めている。
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