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ダニ主要アレルゲンDerf2の脂溶性リガンド探索と複合体の構造・機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 18770097
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 構造生物化学
研究機関日本女子大学

研究代表者

市川 さおり  日本女子大学, 理学部, 助教 (30287809)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2007年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2006年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードアレルゲン / リガンド / 構造解析
研究概要

著者はその立体構造とMLタンパク質の構造類似性から、ダニ主要アレルゲンDer f2が脂質様リガンドと結合する可能性を示唆してきた。本研究は、Der f2の脂質様リガンドを探索し、その複合体の構造解析を行なうことを目的としている。平成19年度は、1「Der f2の大量発現および精製」、2「Der f2のリガンド探索とNMRによる複合体の構造解析」、3「Der f2とリガンド複合体の結晶化とX線結晶解析」を行なった。1では、大腸菌による大量発現系を用いて、リガンド探索および構造解析に必要十分なタンパク量を得た。2では、Der f2が大腸菌表面と結合することから、Der f2と大腸菌JM109株破砕物との結合実験、ならびにDer f2とリポ多糖の結合実験を行なった。複合体の確認はゲルろ過クロマトグラフィーとNMRを用いた。Der f2と大腸菌破砕物との複合体の構造解析から、リガンドは糖脂質であり、腸内グラム陰性菌に共通の三糖の繰り返し(→4GlcNAcβ1→3Fuc4NAcαl→4ManNAcAβ1→)をもつことが示唆された。また、Der f2とリポ多糖との結合も確認された。Der f2のトリプトファン蛍光がリポ多糖との結合により消光することを利用して、結合定数を求めた結果、KdはμMのオーダーであることがわかった。3では、Der f2とlipid Aとの結晶化スクリーニングを行ない、得られた結晶を回折測定した。現在解析が進行中であるが、Der f2分子内に脂質の電子密度が見えている。
本研究に必要な試薬類や器具類には消耗品費を用いた。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] ダニ主要アレルゲンDer f 2の脂溶性リガンド探索と複合体の構造解析2007

    • 著者名/発表者名
      市川さおり
    • 学会等名
      第30回日本分子生物学会年会・第80回日本生化学会 合同大会
    • 発表場所
      神奈川
    • 年月日
      2007-12-11
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] ダニ主要アレルゲンDer f 2のリガンド探索と複合体の構造解析2007

    • 著者名/発表者名
      市川さおり
    • 学会等名
      第7回日本蛋白質科学会年会
    • 発表場所
      宮城
    • 年月日
      2007-05-24
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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