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マウス胚における動・静脈形成

研究課題

研究課題/領域番号 18770206
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 発生生物学
研究機関神戸大学 (2007)
慶應義塾大学 (2006)

研究代表者

平島 正則  神戸大学, 医学系研究科, 准教授 (40383757)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2007年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2006年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード発生・分化 / 細胞・組織 / 遺伝子 / 動物
研究概要

マウス胚における血管形成過程を細胞レベルで解析するために、解析を行ってきた。体節に由来する細胞の系譜を検証するために、体節特異的にCreリコンビナーゼ遺伝子を発現するMoxl-Creマウスと、Cre-loxPシステムに依存してlacZレポーターを発現するRosa-floxed-lacZマウスを掛け合わせて得られる胚を解析した。血管内皮細胞マーカーとの共染色を行ったところ、心大血管流出路を形成する血管内皮細胞の一部がlacZ陽性であることが分かった。さらに、背側大動脈周囲の平滑筋細胞の多くもlacZ陽性であったが、背側大動脈・神経周囲血管叢・肢芽の内皮細胞にはlacZは検出できなかった。このことから、体節に由来する内皮細胞は低頻度にしか存在しないことが示唆された。同時にMoxl-CreマウスとFlklコンディショナル・ノックアウトマウスを掛け合わせて、血管内皮細胞の分化に必須の分子Flklを体節特異的に欠損させ、血管構築における役割を解析することを行った。血管内皮細胞への寄与が少ない結果と一致して、解析したコンディショナルノックアウトマウスにおいて、血管構造の明らかな異常は検出できなかった。また昨年度より、体節内に血管内皮前駆細胞が発生し高次血管構築に寄与する過程を観察するために、Flkl-EGFPマウス胚を用いてタイムラプス解析を試みてきた。明視野タイムラプス撮影は可能であったものの、水銀ランプ光を当てると器官発生の進行が傷害されていた。マウス胚組織を長時間培養しながら、水銀ランプ光源下でFlkl-EGFP陽性の血管内皮前駆細胞を観察するためには、さらなる条件検討が必要である。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Prox1 induces lymphatic endothelial differentiation via integrin α9 and other signaling cascades.2007

    • 著者名/発表者名
      Mishima K, et al.
    • 雑誌名

      Mol Biol Cell 18・4

      ページ: 1421-1429

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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