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新規着床因子の同定と着床メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 18780074
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 応用生物化学
研究機関大阪大学

研究代表者

齊藤 知子  大阪大学, 微生物病研究所, 特任研究員 (60375441)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード胎盤 / 着床 / 合胞体栄養膜細胞 / syncytin / 融合 / giant cell / マイクロアレイ / 胚盤胞 / モノクローナル抗体 / LC / MS / マウス
研究概要

新規着床因子を同定するために、trophoblast stem cell (TS cell)とTS cell を分化させたgiant cellを用いたスクリーニングを行ない、解析を行ってきた。その中で、マイクロアレイスクリーニングでGiant細胞での発現が高かったmRASに注目した解析を行ってきたが、その間に遺伝子欠損マウスが別の研究室から報告されて、特に着床に異常がないことが明らかとなった。また、並行してin silicoの解析も行っていたところ、胎盤の合胞体栄養膜細胞で特異的に発現しているsyncytinに注目した。このタンパク質は、ウィルスのエンベロプタンパクと相同性が高く、培養細胞の系において、栄養膜細胞の融合能を持つことが明らかとなっているものの、その詳細なメカニズムについては未だ明らかとなっていなかった。そこで、詳細な融合メカニズムを解明するために、syncytinのfurin領域を欠損させた変異体とfurin領域に変異を入れた組換えたんぱく質を293T細胞において発現誘導させたところ、融合能がなくなることを明らかにした。このことにより、furin領域が融合に重要であることが明らかとなった。さらに、syncytinのshRNA発現レンチウィルスベクターを作成し、syncytin発現293T細胞においてshRNAを発現誘導させたところ、発現の低下とともに、融合能が抑制されることが明らかとなった。このことから、合胞体栄養膜細胞の融合に、syncytinが重要な役割を担っていることが示された。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Mitogen-activated protein kinases, Erk and p38, phosphorylate and regulate Foxol.2007

    • 著者名/発表者名
      Asada S, Daitoku H, Matsuzaki H, Saito T, Sudo T, Mukai H, Iwashita S, Kako K, Kishi T, Kasuya Y, Fukamizu A
    • 雑誌名

      Cell Signaling 19(3)

      ページ: 519-527

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Complementation of placental defects and embryonic lethality by trophoblast-specific lentiviral gene transfer.2007

    • 著者名/発表者名
      Okada Y, Ueshin Y, Isotani A, Saito-Fujita T, Nakashima H, Kimura K, Mizoguchi A, Oh-Hora M, Mori Y, Ogata M, Oshima RG, Okabe M, Ikawa M
    • 雑誌名

      Nature Biotechnology 25(2)

      ページ: 233-237

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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