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メチルオキシド化合物分析用マイクロセンサーの開発およびその食品分析への応用

研究課題

研究課題/領域番号 18780084
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 生物生産化学・生物有機化学
研究機関東京大学

研究代表者

安保 充  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 講師 (00272443)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2006年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワードバイオセンサー / DMSO
研究概要

菌体から抽出、精製したDMSO還元酵素を用いてマイクロチップ型のバイオセンサーを作製した。本酵素は還元酵素であり、メディエーターにメチルビオロゲンを用いているため、-750mVvsAg/AgClという低い電位を印加しなければならない。流路の素材であるポリジメチルシロキサン(PDMS)は、重合反応により自由な形に造形しやすい反面、微量ではあるがガスを透過することから、測定溶液中の溶存酸素が測定値に影響する。通常のバッチ型センサーではアルゴンなどの不活性ガスをバブリングすることで脱酸素を行うが、細い流路内では気泡が付着して困難である。そこで、測定溶液中にグルコース(100mM-グルコースオキシダーゼ(8U/ml)-カタラーゼ(230U/m1)を添加することによって、極めて簡便に、かつ再現よく脱酸素が可能となった。バッチ型センサーの定量限界は200μM、RSD<3.6%で、測定値の再現性も十分であった。一方、シリンジポンプを用いて溶液を送液したところ、5μL/min以上では送液による電流値の乱れが観察され、安定したバックグランド電流値を得るには1μL/min程度の流速が望ましいことがわかった。また、送液により酵素の電極からの脱離によると思われる感度低下も観察された。
一方、実サンプル測定では、ビール中のDMSO測定を試みたが、基質以外にバックグランド電流値を与え、今後の検討の課題である。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Construction of a Dimethyl Sulfoxide Sensor Based on Dimethyl Sulfoxide Reductase Immobilized on a Au Film Electrode2007

    • 著者名/発表者名
      H.Yonehara et al.
    • 雑誌名

      Analytical Sciences 23・1

      ページ: 55-58

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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