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籾殻による食用キノコ迅速栽培法の確立と菌糸生育促進物質の単離

研究課題

研究課題/領域番号 18780090
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 生物生産化学・生物有機化学
研究機関秋田県立大学

研究代表者

花井 秀俊  秋田県立大学, 生物資源科学部, 助教 (60336443)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2007年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2006年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード生物活性物質 / 籾殻 / キノコ / 生理活性 / 植物
研究概要

1.菌糸生育促進物質の精製・単離
昨年度に引き続き,ウシグソヒトヨタケの菌糸生育を指標に,籾殻に存在する菌糸生育促進物質の単離を目指して精製を進めた。20kgの籾殻より水抽出物を得,これを各種カラムクロマトグラフィー及び分取HPLCにより順次分離し活性物質を精製した。現在までに,1-5μg/m1で菌糸生育促進活性を示す画分を2画分(各0.5mg以下)得た。^1H-NMRスペクトルを測定したところ,アミノ基及び水酸基の存在を示唆するシグナルを観測したが,構造決定には至らなかった。今後更に精製スケールを増やして構造解析に供する試料を得る予定である。
2.キノコ栽培における実証試験
今年度は,ガラスビーズ及びオガコ培地に籾殻を添加することで,収穫量(キノコ個数,重量)が向上するかを検討した。ヒラタケについて検討したところ,オガコ培地に80-160mg/mlで籾殻を添加すると,キノコ個数,一個あたり重量とも増加することが明らかとなった。今後は菌種ごとに添加量を検討することにより,最適な栽培条件を明らかにする予定である。
3.ソバ殻に含まれる生物活性物質
申請者は,籾殻だけでなく,ソバ殻にも様々な生物活性物質が存在することを見出し,植物の初期生育促進物質の一つとしてオレアノール酸を単離・同定した(学会発表)。今後はソバ殻についてもキノコ栽培における効果を検証し,その有効利用の可能性を追究する予定である。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Early Growth Stimulants in Buckwheat Husks.2007

    • 著者名/発表者名
      花井 秀俊, ほか
    • 学会等名
      19th Conference of International Plant Growth Substances Association
    • 発表場所
      メキシコ
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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