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農村の資源管理による生態的ネットワークの形成に関する経済学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18780175
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 農業経済学
研究機関東京農業大学

研究代表者

田中 裕人  東京農業大学, 国際食料情報学部, 准教授 (00339095)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2007年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード生態的ネットワーク / 環境保全 / 環境評価 / CVM / トキ / ラムサール条約 / シギ・チドリネットワーク / 赤土等流出 / 費用負担
研究概要

本研究は、農村における生態的ネットワークの形成の重要性を明らかにするために、生態的ネットワークに関連する事業に関して分析を行った。生態的ネットワークについては、主に鳥類の保全に関連する事業や取り組みを選定し、事業や取り組みを評価した。
第一に、新潟県佐渡市において、トキの野生復帰を支援する環境保全型農業の生産者団体であるトキの田んぼを守る会の会員を対象にして分析を行った。トキは水田周辺に生息し、水田の生物を採餌するため、トキの野生復帰を実現させるためには、環境保全型農業の進展が不可欠であり、本研究ではこのための要因を明らかにした。
第二に、シギ・チドリネットワークに参加している熊本県八代市の球磨川河口を対象として分析を行った。具体的には、八代市民に対して、環境評価手法の一つであるCVMを適用して、水鳥の生息環境を保全することを目的とした水質保全対策に対する経済評価を行った。
第三に、ラムサール条約湿地として登録されている宮城県大崎市の蕪栗沼・周辺水田を対象として分析を行った。蕪栗沼・周辺水田は、ラムサール条約登録湿地ではじめて「水田」の名称が付いた登録地である。水鳥の生息環境を保全するためには、当地域では冬期湛水水田が効果的であると言われている。本研究では、蕪栗沼周辺の農家を対象にして、CVMを適用して、冬期湛水水田を実施するための受取意志額について評価を行った。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] トキの野生復帰に向けた環境保的型農業の活動団体の取組みと課題-新潟県佐渡市のトキのんぼを守る会を対象として-2008

    • 著者名/発表者名
      田中裕人・上岡美保・岩本博幸
    • 雑誌名

      農村研究 106

      ページ: 57-67

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 石垣市轟川流域の赤土等流出防止対策に関する住民の評価2007

    • 著者名/発表者名
      田中裕人・上岡美保
    • 雑誌名

      農村研究 105

      ページ: 15-24

    • NAID

      40015664140

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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