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ファージディスプレイ法によるメタロ-β-ラクタマーゼのペプチド阻害剤の網羅的探索

研究課題

研究課題/領域番号 18790028
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 物理系薬学
研究機関熊本大学

研究代表者

山口 佳宏  熊本大学, 環境安全センター, 准教授 (10363524)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2006年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワードファージディスプレイ / ペプチド阻害剤の探索 / メタロ-β-ラクタマーゼ / β-ラクタム剤加水分解酵素 / 複核Zn酵素 / X線結晶構造解析 / 速度論的解析 / 熱力学的解析
研究概要

メタロ-β-ラクタマーゼ(MBL)であるIMP、 VIMは、活性中心にZn(II)イオンを含み、感染症治療で最も汎用されているβ-ラクタム剤を加水分解することで、細菌感染症治療を困難にさせる酵素である。しかしMBL阻害剤は未だ臨床に無く、その阻害剤開発が急がれている。
本研究は、毒性が低いと考えられるペプチドを基盤としたIMPおよびVIMのリード化合物を網羅的に探索することで、迅速かつ定量的に阻害剤開発を行うことが目的である。
平成19年度は、昨年度に続きMBLであるVIM-2の大量発現系の構築を行った。MBLであるIMP-1の大量発現系は確立している。VIM-2はクローニングされた際にベクターに存在していたownプロモータで発現させているため、酵素発現量が多くなく、非常に酵素精製に手間がかかる。しかし、VIM-2遺伝子を大量発現系ベクターに組み込むとうまく発現しないことがわかった。これはVIM-2のフォールディングに問題があると考えられた。そこで効率よくVIM-2を大量に精製できるシステムを構築するために、アフィニティーカラムを利用した精製系やコールドショックによる発現系の構築を行った。現在、精製条件を検討中である。
またファージディスプレイは、ペプチド直鎖型とペプチド湾曲型を考案している。ファージディスプレイ法を確実に行うために、ルシフェラーゼをファージのg3pと融合させファージ表面に提示させ、固相にルシフェラーゼ抗体を結合させ、ルシフェラーゼ提示型ファージを選択して抽出できる環境を整えた。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Crystallographic investigation of the inhibition mode of a VIM-2 metallo-β-lactamase from Pseudomonas aeruginosa by a mercaptocarboxylate inhibitor2007

    • 著者名/発表者名
      Yamaguchi Y. (第一著者名)
    • 雑誌名

      Journal of Medicinal Chemistry 50(26)

      ページ: 6647-6653

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [備考]

    • URL

      http://www.esc.kumamoto-u.ac.jp

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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