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プロスタグランジンE2およびそのEP4受容体情報伝達系のガン化への関与の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18790045
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 生物系薬学
研究機関千葉大学

研究代表者

藤野 裕道  千葉大学, 大学院・薬学研究院, 准教授 (40401004)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2006年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードプロスタノイド受容体 / プロスタグランジンE2 / NSAID / インドメタシン / EP2受容体 / 結腸ガン / COX / LS174T細胞 / LS174T
研究概要

非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)の長期服用により、大腸癌による死亡率が40〜50%低値を示す事や、家族性大腸腺腫症患者のポリープの大きさが、NSAIDにより有意に減少する事が知られている。前回我々はLS174T細胞をPGE2で刺激することでセカンドメッセンジャーであるcAMPが産生されることを確認した。このcAMP産生を正に調節しているPGE2受容体は主にGsに共役しているEP2あるいはEP4受容体であることが考えられる。そこでRT-PCR法を用いてLS174T細胞に発現しているEP受容体サブタイプを確認したところ、EP4受容体ではなく、EP2受容体のmRNA発現が確認された。このことから、LS174T細胞はEP2受容体刺激を介して、cAMP産生を増強している事が示された。また、このPGE2刺激によるcAMP産生は、NSAIDの一つであるインドメタシン前処理により抑制される事を明らかにした。さらに、このcAMPの産生抑制は、インドメタシン処理によるEP2受容体の発現が減少することに起因する事も明らかにし、学術論文として報告した(Biochem. Biophys. Res. Commun. (2007) 359:568)。NSAIDの作用機序としてCOX活性抑制によるPGE_2産生量の減少が、cAMPなどのセカンドメッセンジャー産生を始めとする情報伝達系の活性化抑制の原因であると考えられている。しかしながら、細胞表面の受容体絶対量が減少すると言う事は、細胞外のPGE_2濃度に関わらず細胞内情報伝達系の活性抑制が起こりうる事を示唆している。これらのことから、癌化の進行あるいは改善には、従来のCOX/プロスタノイドの産生量の調節だけではなく、プロスタノイド受容体の発現調節も重要な因子である可能性が示唆された。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて 2008 2007 2006 その他

すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] FP prostanoid receptor mediated induction of the expression of early growth response factor-l by activation of a Ras/Raf/MAPK signaling cascade.2008

    • 著者名/発表者名
      Xu W, Chou CL, Sun H, Fujino H, Chen QM, Regan JW.
    • 雑誌名

      Mol. Pharmacol. 73

      ページ: 111-118

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Indomethacin decreases EP2 prostanoid receptor expression in colon cancer cells.2007

    • 著者名/発表者名
      Fujino H, Cken XB, Regan JW, Murayama T.
    • 雑誌名

      Biochem. Biophys. Res. Commun. 359

      ページ: 568-573

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Vanadate-induced activation of cytosolic phospholipase A_2a in L929 cells: Roles of tyrosine kinase, protein kinase C, and extracellular signal-regulated kinase.2007

    • 著者名/発表者名
      Taniguchi T, Shimizu M, Nakamura H, Hirabayaski T, Fujino H, Saito T, Murayama T.
    • 雑誌名

      Biochem. Pharmacol. 73

      ページ: 854-862

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Vanadate-induced activation of cytosolic phospholipase A2alpha in L929 cells : Roles of tyrosine kinase, protein kinase C, and extracellular signal-regulated kinase.2007

    • 著者名/発表者名
      Taniguchi T, Shimizu M, Nakamura H, Hirabayashi T, Fujino H, Saito T, Murayama T
    • 雑誌名

      Biochem. Pharmacol. 73

      ページ: 854-862

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] EP4 prostanoid receptor coupling to a pertussis toxin-sensitive inhibitory G protein.2006

    • 著者名/発表者名
      Fujino H, Regan JW
    • 雑誌名

      Mol. Pharmacol. 69

      ページ: 5-10

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Up-regulation of cytosolic phospholipase A2alpha expression by N, N-diethyldithiocarbamate in PC12 cells; involvement of reactive oxygen species and nitric oxide.2006

    • 著者名/発表者名
      Akiyama N, Nabemoto M, Hatori Y, Nakamura H, Hirabayashi T, Fujino H, Saito T, Murayama T
    • 雑誌名

      Toxicol. Appl. Pharmacol 215

      ページ: 218-227

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Hydrogen peroxide-induced arachidonic acid release in L929 cells; roles of Src, protein kinase C and cytosolic phospholipase A2alpha.2006

    • 著者名/発表者名
      Taniguchi T, Shimizu M, Nakamura H, Hirabayashi T, Fujino H, Murayama T
    • 雑誌名

      Eur. J. Pharmacol. 546

      ページ: 1-10

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [学会発表] ヒト結腸癌細胞株のインドメタシン処理によるEP2受容体発現の減少2008

    • 著者名/発表者名
      藤野裕道、Chen, Xiao-bo、Regan, John W.、村山俊彦
    • 学会等名
      第81回 日本薬理学会年会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜
    • 年月日
      2008-03-19
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www.p.chiba-u.ac.jp/lab/hinka/index.html

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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