骨・軟骨代謝におけるポリアミンのモジュレーター機能解析

• 研究課題/領域番号: 18790061
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 生物系薬学
• 研究機関: 城西大学
• 研究代表者: 池口 文彦 城西大学, 薬学部, 准教授 (00364711)
• 研究期間 (年度): 2006 – 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• 配分額: 3,540千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 240千円); 2008年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2007年度: 800千円 (直接経費: 800千円); 2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
• キーワード: 薬学 / ポリアミン / 骨・軟骨代謝 / 分化 / 前駆軟骨細胞ATDC5 / トランスジェニックマウス / ポリアシン / 骨代謝 / 軟骨代謝 / 軟骨前駆細胞 / 石灰化 / Ggユウス

研究概要

スペルミジンやスペルミンに代表されるポリアミンは、真核細胞の増殖などに関わる生体内物質として知られています。この研究では、細胞内ポリアミン量を変化させることによって、軟骨細胞が異常に石灰化することが初めて分かりました。そして、その因子となるポリアミンの新規標的分子を見つけ出しました。さらに、スペルミンのない遺伝子変異マウスの関節部分を用いることにより、ポリアミン量によって軟骨・骨代謝に異常が見られることが初めて分かりました。

研究成果

• [雑誌論文] Crystal structure of human spermine synthase: implications of substrate binding and catalytic mechanism (2008)
  • 著者名/発表者名: Wu, H., Min, J., Mc Closkey, D. E., Ikeguchi, Y., Loppnau, P., Michael, A. J., Pegg, A. E., Plotnikov, A. N.
  • 雑誌名: J. Biol. Chem. 283
• [雑誌論文] Crystal structure of humas spermins synthose in plicstions of sulxnate binding and Catelytec medeaish (2008)
  • 著者名/発表者名: Wu, H, et.al.
  • 雑誌名: J.Biol.Chem. 283 ページ: 16135-16146
  • 査読あり
• [雑誌論文] Structure and mechanism of spermidine synthases (2007)
  • 著者名/発表者名: Wu, H., Min, J., Ikeguchi, Y., Zeng, H., Dong, A., Loppnau, P., Pegg, A. E., Plotnikov, A. N.
  • 雑誌名: Biochemistry 46 ページ: 8331-8339
• [雑誌論文] Formation of polyamine-modified peptides during protein digestion (2007)
  • 著者名/発表者名: Ito, T., Sugita, Y., Ikeguchi, Y., Shirahata, A.
  • 雑誌名: Biochem. Biophys. Res. Commun. 356 ページ: 159-162
• [雑誌論文] Amine modification of digested peptide at C-terminal end during protein digestion by protease (2007)
  • 著者名/発表者名: Ito, T., Sugita, Y., Takao, K., Ikeguchi, Y., Shirahata, A.
  • 雑誌名: Biol. Pharm. Bull. 30 ページ: 1838-1843
  • NAID: 110006436360
• [雑誌論文] Formation of polyamine-modified peptides during protein digestion (2007)
  • 著者名/発表者名: Ito, T., et. al.
  • 雑誌名: Biochem. Biophys. Res. Commun. 356 ページ: 159-162
  • 査読あり
• [雑誌論文] Structure and mechanism of sprmidine synthase (2007)
  • 著者名/発表者名: Wu, H., et. al.
  • 雑誌名: Biochemistry 46 ページ: 8331-8339
  • 査読あり
• [雑誌論文] Amine modification of digested peptide at C-terminal end during protei〓d〓stion by potease (2007)
  • 著者名/発表者名: Ito, T., et. al.
  • 雑誌名: Biol. Pharm, Bull. 30 ページ: 1838-1843
  • 査読あり
• [学会発表] トランスグルタミナーゼの基質交換特性に基づく活性測定法の検討 (2009)
  • 著者名/発表者名: 内野幸恵、池口文彦、伊藤俊行、山嵜健一、人見清隆、白幡晶
  • 学会等名: 日本ポリアミン研究会第23回研究発表会
• [学会発表] ALDI-TOFMS分析によるシステイン含有タンパク質の定量法の開発q (2009)
  • 著者名/発表者名: 麻生裕美、梅澤一成、井上学、伊藤俊行、池口文彦、白幡晶
  • 学会等名: 日本薬学会第129年会
• [学会発表] ポリアミンの筋芽細胞分化に及ぼす影響 (2009)
  • 著者名/発表者名: 坂口花織、池口文彦、山嵜健一、白幡晶
  • 学会等名: 日本薬学会第129年会
• [学会発表] スペルミン合成酵素阻害剤による脂質代謝への影響 (2009)
  • 著者名/発表者名: 石井育美、池口文彦、山嵜健一、和田政裕、真野博、白幡晶
  • 学会等名: 日本薬学会第129年会
• [学会発表] 蛍光基質を用いるHPLC法による細胞内デオキシハイプシン合成酵素活性の測定 (2009)
  • 著者名/発表者名: 日下部真彦、池口文彦、金子宜令、渡邊亮介、山嵜健一、五十嵐一衛、白幡晶
  • 学会等名: 日本薬学会第129年会
• [学会発表] 加水分解反応に伴うポリアミン修飾化合物の生成の可能性の検討 (2009)
  • 著者名/発表者名: 柴崎朋子,池口文彦,伊藤俊行,平松富都志,高尾浩一,杉田義昭,白幡晶
  • 学会等名: 日本薬学会第129年会
• [学会発表] トランスグルタミナーゼの新規活性測定法の検討 (2009)
  • 著者名/発表者名: 内野幸恵、池口文彦、伊藤俊行、山嵜健一、人見清隆、白幡晶
  • 学会等名: 日本薬学会第129年会
• [学会発表] MALDI-TOF MS分析によるシステイン含有タンパク質の定量法の開発 (2008)
  • 著者名/発表者名: 麻生裕美、梅澤一成、井上学、伊藤俊行、池口文彦、白幡晶
  • 学会等名: 第31回日本分子生物学会年会・第81回日本生化学会大会合同大会
• [学会発表] 脂肪細胞における細胞内ポリアミン量の変化による脂肪蓄積への影響第二報 (2008)
  • 著者名/発表者名: 石井育美、池口文彦、山嵜健一、和田政裕、真野博、白幡晶
  • 学会等名: 第31回日本分子生物学会年会・第81回日本生化学会大会合同大会
• [学会発表] ポリアミンによる脂質代謝調節 (2008)
  • 著者名/発表者名: 池口文彦
  • 学会等名: 第14回創薬を目指した生理活性物質研究会・第43回未来開拓研究会合同大会
• [学会発表] 新規DHS活性測定法の確立とその応用 (2008)
  • 著者名/発表者名: 金子宜令、日下部真彦、渡邊亮介、手塚淑人、五十嵐一衛、池口文彦、白幡晶
  • 学会等名: 日本薬学会第128年会
• [学会発表] コンホメーション変化を指標とするプロテオーム解析法の開発 (2008)
  • 著者名/発表者名: 住吉亜由里、上田登茂子、手塚淑人、池口文彦、白幡晶
  • 学会等名: 日本薬学会第128年会
• [学会発表] 15N-オルニチンを用いるESI-MSによるODC活性測定法の開発 (2008)
  • 著者名/発表者名: 櫻井健人、山崎雅恵、鮫島啓二郎、村上安子、手塚淑人、中野純一、三浦偉俊、池口文彦、白幡晶
  • 学会等名: 日本薬学会第128年会
• [学会発表] SpermineSynthaseと相互作用を示すタンパク質の探索 (2008)
  • 著者名/発表者名: 高橋幸子、池口文彦、手塚淑人、白幡晶
  • 学会等名: 日本薬学会第128年会
• [学会発表] 脂肪細胞における細胞内ポリアミン量の変化による脂肪蓄積への影響 (2008)
  • 著者名/発表者名: 石井育美、池口文彦、手塚淑人、和田政裕、真野博、白幡晶
  • 学会等名: 日本薬学会第128年会
• [学会発表] 神経細胞モデルPC12の分化および細胞応答におけるポリアミンの役割 (2008)
  • 著者名/発表者名: 田代大介、池口文彦、田中享、手塚淑人、岡崎真理、谷覺、日比野康英、白幡晶
  • 学会等名: 日本薬学会第128年会
• [学会発表] N 1-Guanyl-1,7-diaminoheptaneneの細胞周期に及ぼす影響 (2008)
  • 著者名/発表者名: 日下部真彦、池口文彦、中山伸朗、手塚淑人、名越澄子、五十嵐一衛、白幡晶
  • 学会等名: 日本薬学会第128年会
• [学会発表] ポリアミン酸化酵素活性に対する添加剤の及ぼす影響 (2008)
  • 著者名/発表者名: 坂本恵美、場家幹雄、手塚淑人、五十嵐一衛、池口文彦、白幡晶
  • 学会等名: 日本薬学会第128年会
• [学会発表] ポリアミン合成酵素阻害剤の作用修飾を目指した誘導体化の検討 (2008)
  • 著者名/発表者名: 林香瑠、山嵜健一、手塚淑人、池口文彦、白幡晶
  • 学会等名: 日本薬学会第128年会
• [学会発表] エテノアデノシン誘導体化法を用いるスペルミジン合成酵素(SpdSyn)及びスペルミン合成酵素(SpmSyn)活性測定法の開発 (2008)
  • 著者名/発表者名: 山嵜健一、丹波卓也、手塚淑人、池口文彦、白幡晶
  • 学会等名: 日本薬学会第128年会
• [学会発表] ピレン誘導体化法を用いたハイプシンのエキシマー蛍光検出HPLC測定系開発のための基礎検討 (2008)
  • 著者名/発表者名: 永峯康弘、池口文彦、手塚淑人、五十嵐一衛、白幡晶
  • 学会等名: 日本薬学会第128年会
• [学会発表] 15N-スペルミンを用いたESI-MSによるスペルミン酸化酵素活性測定法の開発 (2008)
  • 著者名/発表者名: 田所治樹、山崎雅恵、鮫島啓二郎、五十嵐一衛、池口文彦、手塚淑人、白幡晶
  • 学会等名: 日本薬学会第128年会
• [学会発表] Apoptosis Signal - regulating Kinase 1 affects polyamine contents and the sensitivity of mouse fibroblasts to polyamine analogs (2007)
  • 著者名/発表者名: Ikeguchi, Y., Matsuzawa, A., Ichijo H., Igarashi, K., Shirahata, A.
  • 学会等名: The 2007 Gordon Research Conference on Polyamines
• [学会発表] ポリアミン合成酵素阻害剤のプロドラッグ化の検討 (2007)
  • 著者名/発表者名: 林香瑠、池口文彦、手塚淑人、山嵜健一、白幡晶
  • 学会等名: ポリアミンと核酸の共進化第6回合同シンポジウム
• [学会発表] 神経細胞モデルPC12の分化および細胞応答におけるポリアミンの役割 (2007)
  • 著者名/発表者名: 田代大介、池口文彦、田中享、岡崎真理、手塚淑人、谷覺、日比野康英、白幡晶
  • 学会等名: ポリアミンと核酸の共進化第6回合同シンポジウム
• [学会発表] 細胞内ポリアミン量の制御と脂肪前駆細胞における分化 (2007)
  • 著者名/発表者名: 石井育美、池口文彦、手塚淑人、五十嵐一衛、和田政裕、真野博、白幡晶
  • 学会等名: 日本ポリアミン研究会第21回
• [学会発表] 骨病変を有するスペルミン合成酵素遺伝子改変マウスの解析 (2007)
  • 著者名/発表者名: 齋田麻実、池口文彦、中谷祥恵、平澤恵理、石島旨章、Anthony E.Pegg、和田政裕、真野博、白幡晶
  • 学会等名: 日本薬学会第127年会
• [学会発表] MALDI-TOF MS分析による細胞内システイン含有タンパク質の定量法の開発 (2007)
  • 著者名/発表者名: 梅澤一成、伊藤俊行、井上学、矢敷実希子、日比野康英、松沢厚、一條秀憲、手塚淑人、和田牧子、池口文彦、白幡晶
  • 学会等名: 日本薬学会第127年会
• [学会発表] ESI-MSによるポリアミンのトレーサー実験における前処理法の検討及び細胞への応用 (2007)
  • 著者名/発表者名: 山崎雅恵、鮫島啓二郎、手塚淑人、池口文彦、白幡晶
  • 学会等名: 日本薬学会第127年会
• [学会発表] 脂肪前駆細胞分化に対するポリアミンの影響 (2007)
  • 著者名/発表者名: 石井育美、池口文彦、手塚淑人、和田政裕、真野博、白幡晶
  • 学会等名: 日本薬学会第127年会
• [学会発表] タンパク質の断片化に伴うアルキルアミン標識 (2006)
  • 著者名/発表者名: 梅澤一成、伊藤俊行、井上学、矢敷美希子、和田牧子、手塚淑人、池口文彦、白幡晶
  • 学会等名: ポリアミンと核酸の共進化第5回合同シンポジウム