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ヒト変異型μオピオイド受容体遺伝子発現モデルマウス作製による疼痛治療法の最適化

研究課題

研究課題/領域番号 18790109
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 医療系薬学
研究機関昭和大学

研究代表者

畑 春実  昭和大学, 医学部, 助教 (00396441)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2006年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードオピオイド / ノックインマウス / テーラーメード医療 / モデルマウス
研究概要

進行癌患者の約70%に癌性疼痛が出現するといわれている。しかし、オピオイド感受性の個人差が大きいこと、適正使用のための基礎的エビデンスが少ないことから、有効な疼痛治療がなされていない。本研究は、疼痛との関連が指摘されているヒトの遺伝子多型(A118G)に注目し、ヒト型遺伝子多型を有するμオピオイド受容体(MOR)遺伝子発現マウスをオピオイド感受性個人差のモデルとして作製することで、個々の患者への適切なオピオイド疼痛治療法を確立させることを目的とする。
H18年度にヒト変異型(A118G)μオピオイド受容体(MOR)遺伝子Knockinマウス作製用ターゲティングベクターの設計を終了しているため、今年度は、ベクターの構築作業から取り組んだ。しかし、他の研究グループによる研究発表により、当初の研究計画を変更する必要が生じた。
本年度の研究実績は以下の通りである。
1.Knockinマウス作製用ターゲティングベクターの再設計;昨年度は、マウスMOR遺伝子(Oprm1)exon1の開始コドンにhuman MOR cDNAを導入する方針で設計した。しかし、この方法では全てのマウス内在性Oprmvariantsの発現をknockoutすることは不可能であるという新たな知見を得たため、Mouse genome上OprmlexonlをヒトOPRMI exon1に置換する方針に変更し、再設計を行った。
2.Human MOR cDNAにA118G mutationを挿入し、そのexon1部分をPCR増幅した。
3.Knockinマウス作製用ターゲティングベクターの構築;BAC CIoneを鋳型として増幅したarm(long及びshort)、human MOR exon1(Wild-type or Mutation-type)、1oxp/ne/1oxp、DT-A配列を連結し、2種類(Wild-type, Mutation-type)のターゲティングベクターを作製した。
4.ES細胞の培養、ES細胞へのターゲティングベクターの導入に取りかかったが、技術の習得に時間を要し、相同組換え体の同定には至らなかった。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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