研究課題/領域番号 |
18790152
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
森川 俊一 東京女子医科大学, 医学部, 助教 (70339000)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2007年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 血管新生 / 創傷治癒 / 肉牙組織 / VEGF / 内皮細胞 / 周皮細胞 / 大食細胞 / 線維芽細胞 / VEGF-A / 血管内皮細胞 / 免疫組織化学染色 / 水溶性樹脂 / 準超薄切片 / 超薄切片 |
研究概要 |
本研究において我々は、マウスによる創傷治癒モデルを材料として、周皮細胞のVEGF-A産生による新生血管内皮の発芽誘導機能について検索を続けてきた。平成18年度の検索において確立された水溶性樹脂準超薄切片上での免疫組織化学染色法を用い、血管新生の現揚である創傷部肉芽組織中に侵入していく新生血管内皮細胞の全てがCD31陽性であることから、CD31が、成熟血管内皮のみならず新生血管内皮のマーカーとしても有用であることが示唆された。また、凍結切片による多重染色法を用いた平成19年度の検索からは、これらのCD31陽性新生血管壁に付着する、または壁から距離をおいて分布する周皮細胞マーカーおよびVEGF陽性間質細胞が線維芽細胞マーカー、大食細胞マーカーも共発現することが明らかとなった。このような間質細胞は通常の結合組織には認められないものであり、血管新生に際して特殊に分化して血管新生を遂行していくものと推察された。すなわちこれらの間質細胞はVEGFを産生・分泌して内皮の増殖を促すとともに、大食細胞的機能・線維芽細胞的機能を発揮して創傷が再生していく過程で周囲の異物を貪食する、あるいはタンパク分解酵素により処理することで、新生血管が伸長していく際のルート整備を行ない、同時に周皮細胞的・線維芽細胞的機能を発揮して、基底膜成分を分泌・付与し、新生血管を伸長させていく役割を持つことが推測された。
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