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ニコチン性レセプターによる膵島β細胞の機能調節についての基盤的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18790185
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 薬理学一般
研究機関武蔵野大学

研究代表者

大谷 政博  武蔵野大学, 薬学研究所, 助教 (90342708)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワードニコチン / カルシウム / インスリン / 膵臓ランゲルハンス島 / β細胞 / レセプター
研究概要

前年度の研究により、ニコチン性レセプターの数種類のレセプターサブユニットのうち、ラット膵島では3種のサブユニットのmRNAが発現していたが、マウスではいずれのサブユニットも発現していないことが明らかとなっている。そこで、ニコチン性アセチルコリンレセプターのアゴニストについて、ラット膵島の細胞内Ca^<2+>濃度([Ca^<2+>]_i)に対する作用を調べた。ニコチン及び合成アゴニストであるA85371(ともに100μM)はどちらも全く効果を示さなかった。しかし、ニコチンがラット膵島からのインスリン分泌に与える影響は調べていないので、膵島に存在するニコチン性レセプターを介して、ニコチンが[Ca^<2+>]_i非依存的にインスリン分泌に影響を及ぼす可能性は残されている。結論として、ニコチン性レセプターはラット・マウス膵島の[Ca^<2+>]_iの調節には全く関与していないが、マウス膵臓β細胞由来の培養βTC6細胞においては、α3β4型のニコチン性レセプターを介して[Ca^<2+>]_iの上昇とインスリン分泌の促進を引き起こすことが示唆された。したがって現時点では、機能性ニコチン性レセプターの発現が培養β細胞に特有のものであると考えられるので、ガン化した膵臓β細胞などにこのレセプターが発現して、何らかの生理的役割を担っている可能性が推測される。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Mouse beta-TC6 insulinoma cells : high expression of functional α3β4 nicotinic receptors mediating membrane potential, intracellular calcium and insulin release.2006

    • 著者名/発表者名
      Ohtani, M., Oka, T., Badyuk, M., Xiao, Y., Kellar, KJ., Daly, JW.
    • 雑誌名

      Molecular Pharmacology 69(3)

      ページ: 899-907

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www.musashino-u.ac.jp/yakugaku/yakken/iden.html

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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