• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

繊毛形成における中心子複製機構および繊毛形成機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 18790198
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 医化学一般
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

久保 亮治  慶應義塾大学, 医学部, 助教 (70335256)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード中心体 / 基底小体 / 繊毛形成 / 微小管
研究概要

In vitro で繊毛形成を誘導した時の繊毛上皮における遺伝子発現の変化を網羅的に解析する事で、繊毛形成および中心体複製の制御に関わる因子の探索を行った。繊毛上皮の発生過程における種々のタイミングで特徴的な遺伝子発現パターンを示す遺伝子を複数単離し、中心体とcentriolar satellitesの双方に局在する新規蛋白と、繊毛の先端に局在する新規蛋白について解析を進めた。
1)新規蛋白p110は繊毛細胞および精子に特異的に発現し、繊毛を持つ単細胞生物から哺乳類まで幅広く保存されている蛋白であった。 p100はcentriolar satellitesを構成するPCM-1蛋白と直接結合しcentriolar satellitesに局在するだけでなく、基底小体のproximal側にも存在する事を示した。また、p100の過剰発現によりcentriolar satellitesがdisassembleされる事を示した。これらの結果はp110が繊毛形成に必須の蛋白である事を強く示唆している。
2)新規蛋白sentanが繊毛の先端に局在する事を示した。繊毛のaxonemeを構成する微小管のうち外側の微小管はdoublet構造を取っているが、先端付近ではB tubuleが先に終止し、A tubuleのsingletが先端まで伸びて、central微小管と結合している。免疫電顕によりsentan蛋白がsinglet A tubuleと細胞膜を繋ぐ構造に局在する事を示した。また、sentan蛋白が細胞膜脂質成分のうちphosphatidylserineと特異的に結合する事を示した。これまで、繊毛の先端構造を作る蛋白は全く同定されておらず、sentanが初めて同定された蛋白となる。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Functional involvement of TMF/ARA160 in Rab6-dependent retrogrademembrane traffic.2007

    • 著者名/発表者名
      Yamane J, et. al.
    • 雑誌名

      Experimental Cell Research 313

      ページ: 3472-3485

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 細胞生物学におけるかたちへのこだわり2007

    • 著者名/発表者名
      久保 亮治
    • 学会等名
      日本皮膚科学会東部支部総会
    • 発表場所
      ロイトン札幌
    • 年月日
      2007-09-23
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi