ヒト胎児に由来する組織からの効率的な間葉系幹細胞の単離技術の開発

• 研究課題/領域番号: 18790211
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 医化学一般
• 研究機関: 独立行政法人理化学研究所
• 研究代表者: 須藤 和寛 独立行政法人理化学研究所, 細胞材料開発室, 協力研究員 (10392002)
• 研究期間 (年度): 2006 – 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• 配分額: 3,700千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 300千円); 2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円); 2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
• キーワード: 体性幹細胞 / 胎児付属組織 / 羊膜 / 間葉系幹細胞 / 分化能 / ヒト羊膜 / マーカー / 間葉系幹 / 前駆細胞 / 純化 / 胎児付随組織

研究概要

ヒト羊膜中に骨芽細胞、軟骨、脂肪細胞に分化可能な間葉系幹/前駆細胞が存在していることを明らかにし、さらにこれらの細胞は羊膜中においてCD90またはCD166陽性細胞であることが示唆された。しかし、分離、培養後数継代を経た細胞は分化能を有するか否かに関わらず全てCD90およびCD166陽性であり、これらの細胞表面抗原の発現がin vitroでの分化能を直接反映していないことが明らかになった。

研究成果

• [雑誌論文] Mesenchymal Progenitors Able to Differentiate into Osteogeic, Chondrogenic, and/or Adipogenic Cells in vitro are present in Most Primary Fibloblast-like Cell Populations (2007)
  • 著者名/発表者名: Kazuhiro Sudo
  • 雑誌名: Stem Cells 25 ページ: 1610-7
  • 査読あり
• [学会発表] Mesenchymal Progenitors Able to Differentiate into Osteogeic, Chondrogenic, and/or Adipogenic Cells in vitro are present in Most Primary Fibloblast-like Cell Populations (2008)
  • 著者名/発表者名: Kazuhiro Sudo
  • 学会等名: The 2008 World congress on in vitro biology (Invited speaker)
  • 発表場所: Tuscon, Arizona, USA
  • 年月日: 2008-06-17
• [学会発表] Mesnchymal progenitors able to differentiate into osteogenic, chondrogenic, and/or aduoigenic cells in vitro are present in most primary fibroblast-like cell populations. (2008)
  • 著者名/発表者名: Kazuhiro Sudo
  • 学会等名: World congress on in vitro biology
  • 発表場所: Tsuson, Arizona
  • 年月日: 2008-06-17
• [学会発表] ヒト羊膜由来間葉系前駆細胞の造血支持能の検討 (2008)
  • 著者名/発表者名: 須藤和寛
  • 学会等名: 日本組織培養学会第81回大会
  • 発表場所: つくば、茨城
  • 年月日: 2008-05-20
• [学会発表] ヒト線維芽細胞の分化能の検討-2 (2007)
  • 著者名/発表者名: 須藤和寛
  • 学会等名: 日本組織培養学会第80回大会
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2007-05-15
• [学会発表] ヒト線維芽細胞の分化能に基づく分類 (2007)
  • 著者名/発表者名: 須藤和寛
  • 学会等名: 日本再生医療学会総会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2007-03-13
• [学会発表] ヒト線維芽細胞の分化能の検討 (2006)
  • 著者名/発表者名: 須藤和寛
  • 学会等名: 日本組織培養学会第79回大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2006-05-26